28 謎のチョコ ページ28
ゆう「さ、入って。」
A「お邪魔しまーす。」
台車やスーツケースを中に入れても、まだまだ余裕がある、
豪華なシャンデリアが天井からぶら下がる広すぎる玄関。
いたるところに大小の観葉植物と、
壁には、
たくさんの、色とりどりの花束のイラスト。
A「写真かと思ったけど、もしかしてこれってイラスト?」
ヨナ「そ、凄いでしょ?
全部ゆうが描いたの。
ちなみにね、店のイラストも全部。」
A「へぇー、なんか、すご。
ゆうさんって普通の人じゃないよね?
いったい何者?」
ゆう「あははは、ただのカフェ店員だってば。」
あれ?
靴を脱いで上がったすぐの所に、
謎の、
取っ手付きバスケットが置かれているのに気がついた。
よく見ると、
そこから、個包装されたちっちゃな可愛らしいチョコが、
部屋に向かって、渡り廊下に等間隔に置かれている。
A「これは(笑)?」
ヨナ「あぁ、これは多分(笑)。」
ゆう「床に落ちてるチョコを、一個ずつ拾いながらリビングへどうぞ!
ってことだと(笑)。」
A「多分?
これってゆうさん達が置いたんじゃないの?」
ゆう・ヨナ「ね(笑)。」
顔を見合せ笑う二人。
A「ってか、リビングっていつもずっと電気点けっぱなしなの?
電気、もったいないじゃん?」
ヨナ「大丈夫、消し忘れてるワケじゃないから。」
ゆう「実は私達、二人だけで暮らしてるワケじゃないんだ。」
A「えっ?」
ゆう「だから、ハイ(笑)。」
ゆうさんから、
バスケットを渡された私。
ゆう「Aさんを歓迎したくて、住人の誰かが置いたのだろうって思う。
バカなことしてるなぁって思ってるだろうけど、ここは素直に騙されてあげて。
きっと、喜ぶから。」
A「分かった。」
お姉ちゃんは、
ゆうさんと一緒に暮らしていた。
しかも、
二人の話ぶりから、
あと数人と共同生活をしていることも分かった。
私、
ホントにここで生活してもいいの?
突然押し掛けて来た私を、
ホントに快く迎え入れてくれるのだろうか?
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じぇびにゃん(*´ω`*)(プロフ) - みーこさん» コメント有り難うございます!現状、仕事の合間とか(実は今も)、何も予定の無い休日とか、そんな時に少しずつ書き溜め更新しているので、ご期待に沿えられるモノを作れるのかとっても不安ですが(笑)、とにかく、今回はあまり長くならない様に意識して頑張ります! (2019年10月18日 9時) (レス) id: af897767c9 (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - お久しぶりです!前作を読もうとしたら、まさかの続編が!!夢中になって読みました!推しのジニョンもけっこう出てくるし、これからどうなるか続きが気になって仕方がないです!!更新楽しみにしています! (2019年10月18日 8時) (レス) id: 32bc210439 (このIDを非表示/違反報告)
じぇびにゃん(*´ω`*)(プロフ) - 名無し72935号さん» 更新の励みになる、嬉しいコメント有難うございます!本当はジニョンメインで続きを書きたかったのですが、フラグ立て必須になりそうで、それを回避する為に敢えてユギョムメインに変更しました。今後も、ちょくちょくジニョンは絡めていきます、お楽しみに! (2019年10月7日 22時) (レス) id: af897767c9 (このIDを非表示/違反報告)
名無し72935号(プロフ) - はじめまして、前回の作品すっごく良かったです!何度も見ました!多分、10回ほど見ました(笑) 今回はジニョンさんがメインではないですが、ジニョン寄りのallペンなのですっごく楽しみです(*´-`)更新大変かと思いますが、これからも楽しみに待ってます! (2019年10月7日 20時) (レス) id: 0b45818642 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:じぇびにゃん(*´ω`*) | 作成日時:2019年9月20日 18時