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「探しましたわ…！」
木の上で震えている子猫を見つけた貴方。高い所へ登ったきり、降りれなくなったのでしょう。にゃあにゃあと、此方に助けを求めるような鳴き声を聞けばそのまま無視して通り過ぎること等できる訳がなく｡なんとかして救出し、その小さな体を撫でていれば子猫の首元に首輪が付いている事に気がついた｡『飼い猫……？』と、貴方が呟いたのとほぼ同時に、背後から「見つけた…！」と、焦りを含んだ声が聞こえてきて。振り返り声の主を瞳に映せば、黒革製のジャケットにホットパンツと、肌の露出度がやや高めな服を着たパンク系の少女が、貴方の腕の中で鳴いている子猫を見つめていました。
『(もしかして彼女がこの子の飼い主なのでは…)』と、貴方が事情を説明し、目の前の彼女に子猫を渡すと怪我がないか直ぐに容態を確認し始めて。無事な事が分かれば漸く安心したのか、子猫を優しく抱きしめながら安堵の笑みを浮かべます｡
「あのっ！お名前をお聞きしても…？」
猫が無事に保護され、用が済んだ貴方はその場から立ち去ろうとして。別れを告げ、彼女に背を向ければ、それまでぼんやりとしていた彼女がハッ、となって。「お待ちください！」と、貴方の腕を引き、慌てて引き止めます。彼女から名前を聞いてもよいかと尋ねられ、特に断る理由もないからと、名前を教えれば、後日､彼女の方から改めて挨拶をされます。そして、【猫を助けてくれたお礼がしたい】と申し出されて。貴方が『その言葉だけで十分です…！』と、首を横に振れば「ですが……」と、彼女の宝石のような紫の瞳が悲しげに伏せられる｡そんな表情を見て罪悪感にかけられ貴方が、『それじゃあ､お友達になってくれませんか…？』と恐る恐る聞いてみれば、
「そ、そんな事でいいんですの？あ、いえ、！も、もちろん私で良ければ喜んで…！！」
ぱちぱちと数回瞬きをした後、貴方の手を取り勿論！と頷く彼女。「これからよろしくお願い致しますわ、Aさん」と、落ち着きのある濃ゆいブラウンの縦巻きロールを指先で弄りながら。照れと緊張の入り混じった表情で貴方に笑いかけます。
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卵蒸しパン(プロフ) - 鴎さん» コメントありがとうございます…！最高だなんてそんな…✨🫶この作品を書くの楽しいんでこれからも更新頑張りますね！！ (5月5日 21時) (
レス) id: 0d123fefb6 (このIDを非表示/違反報告)
鴎(プロフ) - 1ヶ月だろうと1年だろうと、こんなに最高な作品読めるなら主様からの供給待ちます！！主様のペースで頑張ってください！ (4月9日 0時) (レス) @page18 id: 103ae29e22 (このIDを非表示/違反報告)
卵蒸しパン(プロフ) - ぬぬかさん» コメントありがとうございます…！一ヵ月以上放置してましたけど今後も頑張りますね！！楽しみにしていただだいている方がいるだけでモチベが上がります✨✨ (4月8日 3時) (レス) id: 0d123fefb6 (このIDを非表示/違反報告)
ぬぬか - これからも頑張ってください！次のお話が楽しみです！ (3月9日 20時) (レス) id: 6a6324a65b (このIDを非表示/違反報告)
卵蒸しパン(プロフ) - 名無し37055号さん» コメントありがとうございます…！うわぁ嬉しすぎるお言葉…！💞応援ありがとうございます！ (3月2日 12時) (レス) id: 0d123fefb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：卵蒸しパン | 作成日時：2024年1月21日 15時
