優しい人皆が皆、耐えられると思わないでください【ハイキュー】【青葉城西高校】

優しい人5 ページ6

あれから私達はまたマネージャーとしての仕事に取り掛かった。

途中でお昼休憩に入ったけど、私は体育館の片付けがあったため生憎お昼ご飯を食べられなかった。


花穏ちゃんと花那と姫花と私の4人でやる筈だった。

だけど花穏ちゃんは午前中の事があるし、3人でも大丈夫だったから先に行ってもらった。


でも、いつまで経っても2人は来なくて。2人が来ても楽なように先に始めていたから何とか間に合った。

どうしたんだろう。何かあったのかな。




人がゾロゾロと入ってきた。あ、お昼休憩終わったんだ。

準備もしといて良かった。


お腹空いてきた。午後持つかな。



黒尾「お、早いねぇ」


『あ、あはは……』


本当にこの人は読めないや。



孤爪「ねぇ、休憩の時食堂にいた？」


『ひょっ！？……あ、えと、孤爪さん』


びっっくりした！音も無く後ろに立たれたらめっちゃ怖いよ。

心臓が口から飛び出るかと思った。



孤爪「敬語いらない。研磨でいい」


堅苦しいのとか嫌いな人なのかな？

でも、良いのかな。会って数日の人を名前で呼ぶなんて。


ご本人から頼まれたら仕方ないよね。断っていい立場じゃないし。



『えっと、け、研磨くん。……さっきの質問の答えだけど、実は食べてない。ずっと体育館の片付けと午後の準備をしてて』


研磨「！……そっか」


そう言って研磨くんは去ってしまった。

一体何だったんだろう。午前中の事もそうだけど、私何かしたかな？



あ、姫花と花那だ。お昼休憩の時何かあったのか聞こう。


『姫花！花那！』


姫花「ぁ、A」


花那「どうしたの？」


『2人共お昼休憩の時何かあったの？体育館の片付け来なくて心配してたんだ』


私がそう言うと2人は何言ってるの？みたいな顔をして私を見た。

え、もしかして



花那「片付けの話なんて聞いてないけど」


『え、本当に？』


姫花「ぅん、ほんとぉだよぉ」



嘘、私確かに花穏ちゃんから話聞いて……

2人にも伝えとくって言ってたのに。まさか。


ダメダメ、直ぐに決めつけちゃ。ちゃんと話を聞いてからにしないと。



『分かった、ありがとう。それじゃあまた後でね』


姫花「ぅん！」

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