優しい人皆が皆、耐えられると思わないでください【ハイキュー】【青葉城西高校】

優しい人41 ページ42

『あぁ、そうだ。まだお試し期間で姫花が嫌われていた時も背中を押してもらった。

まだまだあるけど、取り敢えずこれくらい。


ほらね、英はいつも私を助けてくれてるでしょ？』



国見「A……」


ずっと、貴方にはこの事で落ち込まないで欲しいから。

皆と楽しく笑っていて欲しいから。


今度は私にも少し、恩返しとして助けさせてよ。



国見「やっぱりAには敵わないよ。

ありがとう」


『お礼を言われる程のことはしてないよ。

ほら、明日も早いからもう寝よっか』


国見「部屋まで送ってくよ」


『道が同じ所まででいいよ』



そうして道が違くなる所で私達は別れ、私は布団に入った。

さっきまで眠れなかったのが嘘のように一瞬で眠りについた。


♡o｡+..:*♡o｡+..:*♡o｡+..:*♡o｡+..:*♡o｡+..:*



そして、合宿最終日。私達が帰る日。

本当にあっという間だったなぁ。色々あって、ゆっくりする暇がなかったのもあるかもしれないけど。


この合宿は、いつ思い返してもいい思い出だと思う。また、いつか花穏ちゃんに会いたいな。

そして、今度こそ仲良くなるんだ。


そう思いながら、外に出るともうバスが来ていた。

烏野の人達とは沢山という程でも無いけど、まだ気軽に会えるので凄く寂しいとかはない。


でも、東京の人達とは


黒尾「ちょっと、お嬢さん。音駒に来ない？」


赤葦「いや、梟谷に」


『いやいや、私は青城ですから。行きませんよどちらにも』


白福「えぇ〜、大歓迎だよ〜？」


私の青城への愛は揺るぎないからね！幾ら可愛い可愛い雪絵先輩のお願いでもそれは聞けない！

ちょっと揺らぎそうになったのは秘密ね。



木兎「じゃあまた合宿しよーな！」


『勿論大歓迎です！』


音駒と梟谷の皆と長い長い挨拶をして、私はバスに乗った。

皆からの早くしろっていう視線が物凄く痛かった。


いつの間に先に乗ってたんだよ教えてよ。私一人だけで皆と話してたじゃん。

どうりで背中が寂しいと思ったよ。


まだバスが来ていない烏野も含めて皆が手を振ってくれた。

行きと同じ座席だったからあまり良く見えないけど、思いっ切り手を振っておいた。


見えてるといいな。



((((((可愛すぎかよ))))))←ちゃんと届いてました



まぁ、そんな事もすぐに忘れて夢の世界へ。





寝顔の写真を撮られて怒るのはまた別のお話。

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