第二十の花「藤と信頼」 ページ21
「どうも。さぁさぁ、中へ」
『えぇ』
そこら中檻だらけ。こんな暗い所にずっと…?ずっと暗い訳じゃなくても食事を出す時くらいしか電気はつかなかったんじゃ……
本当、人をなんだと思ってるのかしら。これは完全に潰すしかないわね。
「オラァ!」
『!?しまっ((ガン!』
考えるのに集中しすぎた……
バタッ
「上手くいったぜ。おい、早く奥に運べ!」
「あいよ!」
善逸「!?今何かで殴る音が!」
錆兎「それはAが殴られたのか?それとも敵が殴られたのか?」
善逸「多分、Aちゃん……」
伊之助「アイツが!?ふざけんじゃねぇ!」
真菰「善逸を揺らしても仕方ないよ」
義勇「((ザッ」
炭治郎「駄目です!……この状況で俺達があの中に入ったら捕まってる子達はどうなるんですか!それに、Aだって今万全な状態じゃない。作戦パターンの1つにあったじゃないですか_______」
(◔⊖◔)ココカラカイソウダヨ
♡o。+..:*♡o。+..:*♡o。+..:*♡o。+..:*♡o。+..:*
『まぁ、これでほぼ完璧ね』
善逸「ほぼ?全部のパターンを出したんじゃ」
『ふっ、貴方達私の事を何だと思ってるの?』
炭治郎「AはAだろう?」
禰豆子「お姉ちゃん」
善逸「可愛い」
伊之助「怪力女!」
錆兎「強者」
真菰「手加減知らず」
義勇「……バケモノ((ボソッ」
『ちょっと後半の4人!?そして義勇!それもうほぼ悪口よ!?
じゃなくて!私が相手に捕まった場合よ』
炭治郎「……Aがか?」
『そうよ。何で皆してそんな絶望的な顔するのよ』
善逸「だって、この中でAちゃんが一番強いじゃないか!」
『だから!私を過信しすぎ!!私は考え事をしてると注意力が無くなる。その隙に襲われるかもしれない』
錆兎「敵陣に乗り込むのに考え事を?」
『もし捕まってる子達が酷い状況だったとして、それを考えずにいられる?』
全-A「!!」
『まぁ、これは本当にどのパターンよりも確率が低いけど……そういうものこそ起きやすいと思わない?
その時は私が襲われても勝手に動き出さない事。どんなに長い時間でも私の合図を待っていて。お願い』
♡o。+..:*♡o。+..:*♡o。+..:*♡o。+..:*♡o。+..:*
(◔⊖◔)カイソウオワリダヨ
炭治郎「______だから、俺達は待っていなきゃいけない。待ちましょう、Aを信じて」
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作者名:ろあ | 作成日時:2020年3月10日 6時