検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:7,623 hit

◇ 9 ページ9

.








『っ……伊野尾、今日は楽しむよ!』



会社を休んでまで
電車に揺られて着いたのは遊園地。





慧「なんで…遊園地?」


『いいから、私の話聞きたいなら着いてきて!』



強引に手を引っ張られると、館内を子供のように走り出した。


でも、ジェットコースター乗れねぇんだけどな…なんて思いながら、たどり着いたのは






『これ乗ろうよ!』




指を指した先は、思った通りのジェットコースター。
叫び声が聞こえて体が強ばる。




『んー、楽しみ!ね、伊野尾…?』



慧「あ、お、おう。」



『…もしかして



伊野尾って、ジェットコースター嫌い?』




Aが奇妙に笑い始めたと思えば
右腕はきっちりとガードされていた。







その後、どうなったかなんて…
乗らされまくりでクタクタで


その上、Aはジェットコースターもお化け屋敷も怖くないし
コーヒーカップなんて回されまくってどうなったことやら。





へっちゃらとでも言うように笑うAの後ろは、
夕焼けが迫っていた。






『伊野尾、振り回してごめんね。』





今頃、謝られても意味無いってば。
ちょっとキレ気味な俺。
そんなことを気にせず、Aは話し続けた。







.









『でも、遊園地に来たのには理由がちゃんとあるから。






最後に観覧車…乗ろうよ。』








.







そう言って俺の手を優しく握った。
横顔はなんだか辛そうに見えた。




.

◇ 10→←◇ 8



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (37 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
76人がお気に入り
設定タグ:Hey!Say!JUMP , 伊野尾慧   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

蒲鉾 2.。(プロフ) - 愛涼-Airi-さん» コメントありがとうございます!そんな作品になって嬉しいです! (2018年7月9日 11時) (レス) id: f36f7c9b79 (このIDを非表示/違反報告)
愛涼-Airi-(プロフ) - 短編なのに内容は濃くて感動しました! (2018年7月9日 9時) (レス) id: 56c9582f62 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:蒲鉾 2.。 | 作成日時:2018年7月1日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。