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Aside



こっちへ着いてからもう何時間も経って、学校も終わった時間なのか学生が多くなってきた。
そろそろ日も落ちてきている。


そして今はいつかの横浜で見た、綺麗な夜景を見るために夜景スポットに来た。



「半間くんはいいなぁ、私も不良になりたい
煙草とか吸ってかっこいいバイク乗って、そこら中の不良まとめてみたり…そんな生活してみたい」



「Aちゃん喧嘩弱そうだしやめときな」



「あ、バカにしないでよ半間くん。ほらっ!」




軽く飛んで半間くんに向かって蹴りをいれてみる。昔親から色々習い事はさせられてたから運動神経は悪くないのだ。





「あれ」



「まァ、女にしちゃ上出来かもな」



「ええ…」




頑張って上げた足は簡単に半間くんに防がれてしまった。





「ピンクとか案外可愛いの履いてんね」


「…えっ、嘘」


「そりゃそんな足あげたら見えるだろ、かわいー」


「へ、変態!」




赤くなる顔を見られればまた馬鹿にされるだけだと必死に隠すが、半間くんは私を見てケラケラと笑っている。





「っ、このっ…」



持っていた学校の鞄を振りかぶって半間くんの顔に狙いを定める。



「馬鹿!!」




さっきの蹴りとは違ってちゃんと当たった。
が、半間くんは何も言わずに動きをパタッと止めている。





「…あ、あれ…半間くん?」




半間くんは顔を押さえてしゃがみこんでしまった。




「ご、ごめんなさい冗談のつもりで」


しゃがみ込んだ半間くんの顔を怪我をしていないか確認しようと自分もしゃがみ込む。


返事は無く、顔すら見せてくれない半間くんにどうしようかと慌てていると__



「……」


「半間く__んっ!?」


「ばはっ、Aちゃん。今ので俺唇切れちゃったかも

どーしたらいい?」



いきなり顔を上げた半間くんに後頭部を掴まれ引き寄せられた。

目と鼻の先に居る半間くんを直視出来なくて目を逸らす。


「えっと…塗り薬とか、私買ってくるか__」


「こっち見て喋れよ」


半間くんは私の話を最後まで聞かずに、私の顎に手を添えて軽く自分の方へ顔を向かせた。
だが目線だけは半間くんを見れずにずっと斜め下を向くしかなかった。



「む、無理だって」


「…塗り薬、買ってきてくれんの?」


「うん、…だからちょっとまってて」


「俺待てねえんだよね」


「じゃ、じゃあどうしたら」


「んー…


じゃあ、キスしてくれたら許すわ」

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Kanrai(プロフ) - 更新楽しみにしています! (2021年11月4日 22時) (レス) @page10 id: 719db3de2f (このIDを非表示/違反報告)
ムムム(プロフ) - 夜月さん» コメントありがとうございます!がんばります、! (2021年9月20日 21時) (レス) id: 2288d32f62 (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - 最推しの半間の小説だぁ~!!面白いですね!更新待ってます!! (2021年9月20日 21時) (レス) id: 95564a9c7a (このIDを非表示/違反報告)
ムムム(プロフ) - しゅが〜さん» わわ、ご指摘ありがとうございます、、!すぐに訂正します! (2021年9月20日 9時) (レス) id: 2288d32f62 (このIDを非表示/違反報告)
しゅが〜 - 場地さんの名前、場知になってますよ! 今まで見てきた半間の夢小説とは違う感じで面白かったです! (2021年9月20日 9時) (レス) id: 8796ade977 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ムムム | 作成日時:2021年9月20日 3時

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