ドSな美人、副会長《菅原孝支》

01. 菅原side ページ3

ごく普通の男子高校生の俺。


「菅原さん。」

「日向どうした？」


新しく入った

新1年生。


「副会長さんってどう思いますか？」


何この質問。

この空気に関係ないよね？


「え、んー、厳しい人…？」

「やっぱり、そう思いますか？」


どうした。日向。


「俺、廊下で走ってたら、

めちゃくちゃ怒られました」

「いや、それは、怒られるだろ」


思わず聞いていた、大地が

呆れ顔で言う。


「あ！村田さんですよね。」

「縁下さんなんか知ってるんですか？」

「いや、あの子同クラってだけ」


縁下と同じクラスなら

成田も？


「副会長さんだろ？この前、図書室の

書庫の整理してたぞ。」

「俺が見た時は、教頭と話してたぞ」

「俺はいつも本読んでるのを見てる」

「僕、この前ふざけてる人達に一喝してたのを

見ました」


え、なに。

なんでこんな話になるの。


「…失礼します」


外から女の人の声

振り返ると

俺らが噂していた

副会長さんがいた。

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