ドSな美人、副会長《菅原孝支》

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「はぁ。」


憂鬱だ。

実に憂鬱だ。

なんで、私が会長の後始末しなきゃならんのよー！


「はぁ。」

「おつかれー！」

「おーい、みんなー。

大地が肉まん奢ってくれるってよー」


聞き覚えのある声が聞こえる。

この声は。


「あ、」

「やっぱりー。」


菅原さんだ。

すこーし、弄ってもいいよね？

みんなの前で赤面してくれるかな？

見せて欲しいな。


「あ、えーと。村田さん」


既に顔を少し赤らめる彼は

うん、可愛い

バレー部のママだな。


「お、熱々カップル」


主将に茶化されて

慌てる彼もまた、可愛い


でも、酷いな

私もイタズラしたいのに


ピンッ！といいこと思いついた私は

ぎゅうと後ろから彼の着てる

制服を掴む


「うぇ！？」

「ねー、『孝支』くん。」

「うぇ！？/////」


顔真っ赤w

可愛い。


「今日は、孝支くんの家に行くんでしょ？」

「「え、」」

「え！？///」


くっ、や、やばい。

笑える。

だ、だめだ。

抑えろ。


「あれ？言ってなかった？

今日部活終わったら、

家くる？って」


「え、え、え！？///」


真っ赤すぎる本当に。

だめだ。面白い。


「あ、もしかして、部活の人達とどっか

行くの？お邪魔だった？私、帰るよ？」

「あ、いや、」


挙動不審すぎるっしょ


「お、おい。スガ、付き合って間もないのに

もうか。お、おちつけよ。」

「だ、大地、ちがっ！」

「菅原さん、カッコイイっす！」

「いや、影山！勘違い」


ははっ。

慌ててる慌ててる。

本当はそんな約束もしてなければ

１ヶ月も会ってないのに。

付き合ったのに。

それに、私は、菅原さんか菅原先輩としか

言ったことがない

『孝支』なんて、今初めて使った。

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