人生の青春。 (ページ45)

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イベント-15 ページ45

…

航兵「じゃあもし俺が誘ってたら
一緒に行ってくれた？」

「うん！もちろん嬉しいもん」

航兵の目は見たことないぐらいに開いて黒目が泳いでいた

航兵「そう言う事言っちゃうんだ…」

窓辺にせまられ気づいたら背中に窓が当たった。

「っ！」

もう逃げ場がないことに気づく

…静かに航兵は口を開く

航兵「先輩外見てください」

「え？…外？？」

外を見ると花火が大きく打ち上がった

「あっ…」

航兵「まだ終わってなかったんだ…花火」

「うん、」

航兵に後ろから抱きしめられ耳元で囁かれた事に驚いて正直花火を真剣には見れなかった…

女の人「すみませんー！浴衣ってここに返しにきたらー…」

廊下から声が聞こえて

航兵「あ、え！？はい！すぐいきまーす！」

背中から伝わる驚いた航兵に思わず笑ってしまった。

「いってらっしゃい」

…

演奏は無事に成功。

二曲目の時には職員室からのCDプレーヤーが届いて私は駿静がいる客席側に戻った

「緊張した」

駿静「まさかAが引くなんて思ってなかった」

「なんかつい…」

駿静「久しぶりに引いた割にはうまかったけど…まぁ見れへんかった分二曲目はみとかな」

「素直に褒めてよ！」

…先輩のダンス含めダンス部の演奏が終わった。

柾哉「…ありがとう！ごめんね。迷惑心配かけて。」

「いえお役に立てて何よりです。」

柾哉「せっかくきてもらったからかっこいいところ見せたかったのに…逆にかっこいい所見ちゃって笑」

「…そんな事ないですよ？先輩すごい人気でびっくりしましたし、後ろにいた後輩の子達ファンサにしんでましたよ？笑」

柾哉「うーん、気づいてないか」

「え？…えっと…」

柾哉「そんな難しい顔しないで」

先輩の手は私の頭に持ってこられてポンポンされた

「でも、…なんか私忘れているんですよね？…なんだろ、あ！ピアノ返し忘れたとか？！ですか？？」

先輩は笑い出した

柾哉「ううん、大丈夫それはさっき部員の子が返しに行ったよ、それにAちゃんは何にも悪くないよ」

「そうなんですか？？」

柾哉「何にもないよ…ただ、ファンサは彼女たちじゃなくてAちゃんにだから」

「！？…先輩、これだからファン増えるんですよ？？」

柾哉「えー？？」

先輩はなんで？って顔してだけどダンスしてる時と普段で全然違うから

ギャップ

…