弐拾肆 ページ30
NO.side
時は遡り、演習試験が始まってすぐの時
モニタールームで試験を見ていた試験監督達の目は、とある少女に釘付けだった。
「すごいな、、、あの仮想ヴィランをあっという間に倒してく、、、」
「なんだよあの剣さばき、、、速すぎて見えねえ、、、」
少女は向かってくる仮想ヴィランを流れるように次々と破壊していく。
相手の攻撃、行動を瞬時に把握し、上手く避け、隙が出た所を斬るという方法、
戦っている少女の顔は、極めて穏やかで
怯むことなく、ただ前の敵をなぎ倒していく
その姿はまるで、戦闘慣れしているような、、、
「こいつぁ有力なヒーロー候補だぞ。」
「本当にそうね。こんな戦闘に慣れている子はみたわ。」
もし、この少女が
考えるだけでゾッとする。
残り時間が数分を切り、例の0pヴィランを投下した。
受験者の殆どが逃げ惑う中、あの少女が居る演習会場で、受験者の1人が転倒した。
他の受験者は、自分の身を案じて助けようとしなかった。
そう、これが試験監督の狙いだ。
ヴィランポイントと一緒に見ていた観点、
レスキューポイント。この混乱で少なくとも怪我人が数人出る。
ヒーローの仕事は、勿論ヴィランを倒すことだが、人を助ける事が本来の役目だ。
さて、どうなるか。誰もがそう思い、他の演習会場のモニターを見るが、最終的に目が行き着くのはやはり、あの少女で。
転けた受験者は腰が抜けたようで、その場から動こうとしなかった。
その時、少女が動いた。
刀を構えた瞬間少女の姿が消え、次の瞬間には0pヴィランの真上にいた。
少女が刀を下に構える。次の瞬間。
ダァァァン!!!!!!
突然、雷が落ちたかのような稲妻と振動。その振動はモニタールームにも届き、ガタガタと部屋が揺れる。
誰もが驚きを隠せず、部屋が騒がしくなる。
地面に巻き起こった煙が消え、モニターが会場を映す。
そこに居たのは、少女ただ1人だった。
「うっ嘘だろ!!?」
「0pヴィランが、、、消滅した!!?」
ドワッとモニタールームが更に騒がしくなる
「いっ一体、少女の個性はなんなんだ、、、!!?」
「なんちゅー個性だよ!?」
誰もが少女の個性に恐れをなす。しかし、1人の教師の一言により、更に恐怖を加速される事になる
「いや、、、書類には”無個性”と書かれている」
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唯香 - あの〜すいません16ページに爆豪の友が「時雨」を「雨龍」と言ってるんですけど、これ間違いですかね？ (2023年2月18日 12時) (
レス) @page20 id: 83d35673c4 (このIDを非表示/違反報告)
むを - てきとう、、、、、（笑） (2020年7月16日 14時) (レス) id: 2a8953498e (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭 - ｱｯすいません。姉に言われて調べたら『ときとう』で合ってましたお騒がせして申し訳ありません(..) (2020年5月18日 10時) (レス) id: 967154a2b6 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭 - コメント失礼します 続編が出来てるのに此方のコメントで言うのはアレなんですけど、、、無一郎君の名字は時透と書いて『てきとう』ですよ!続編の更新頑張って下さい(((o(*ﾟ∀ﾟ*)o))) (2020年5月18日 10時) (レス) id: 967154a2b6 (このIDを非表示/違反報告)
ホイップパンケーキ - とっても面白いです！ (2020年5月3日 14時) (レス) id: ee596a7d3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこまんま | 作成日時：2019年9月5日 16時
