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A｢え、無視？ｗｗｗ｣
渉｢俺お前のお守り役じゃないんだけど｣
A｢だって知らない人が話しかけてくるんだもん｣
渉｢は？長瀬達は？｣
A｢女の子しかいない班に駆り出されてる｣
渉｢どゆこと？今日４人じゃないの？｣
A｢えー、かくかくしかじかで……｣
渉｢……じゃあA今ひとりなの？馬鹿じゃん｣
A｢しかもさ〜……結星がいる班見つけてしまったんだけど、女の子たちに囲まれたり雫ちゃんに腕引っ張られてたり…ヤダなーって気持ちと、汗かきながら腕まくりして火起こししてる結星カッコイイなーって気持ちがファイトしてます……｣
渉｢はあ、呼びに行けよもう。今誰もいなくてひとりだから、火起こし出来ないって。流石に今の状況見たら長瀬飛んでくるでしょ｣
A｢女の子いっぱいのとこに飛び込めと！？｣
渉｢あーめんどくさ、１回切るよ？｣
A｢えっ見捨てるの！？｣
渉｢違うから、取り敢えず誰かに話しかけられても得意の無視でいいからそこにいろ｣
A｢へい｣
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長｢A！？本当にひとりじゃん、深田達は？｣
A｢え！結星！りゅせは駆り出されてったよ｣
長｢は？アイツなんで…わたから電話来て…Aひとりって聞いたから戻ってきたんだけど｣
A｢えーん、わたちゃん見捨てたわけじゃなかったのねー！ありがと結星｣
長｢いや、それは別に、｣
雫｢あれ？結星くんお願いした班は？｣
長｢あのさ、俺Aの事ひとりにしない約束で手伝いに行ってたと思うんだけど？｣
雫｢え…っと、でもAちゃんひとりで火起こし出来るって言ってたし、無理そうだったら人に聞くって｣
長｢それ人に聞いてる時点でおかしいって気づかない？俺らの班男いんのに？Aの友達だって聞いてたからよくしてたけど……Aひとりにして何がしたいの？｣
雫｢っ、それは…｣
長｢…………って事で火は起こして来たし、後はもう自由にやってもらって大丈夫なんで｣
雫｢やっ、でも…｣
長｢あとは深田に言ってください！仲良いって聞いたしそっちにやってもらったほうが効率もいいんじゃないですか？｣
雫｢……｣
長｢じゃ、そういう事で｣
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作者名：こいぬ | 作成日時：2023年5月15日 2時
