隣の席の不器用くん 【 完結 】

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龍我くんとのお話はそれはそれは楽しくて





来てから３０分が経っていた






貴 ｢ わ 、長居しすぎた帰りますばいばい ｣






龍 ｢ 那須とお幸せに ！ ｣






貴 ｢ 有難う ｣







龍我くんとバイバイをして
急いで教室に戻る





流石にもう戻ってるでしょ





戻ってたとしても置き手紙したし
帰宅しては無いはず








教室の看板が見え始めたところで減速
入る前に身だしなみを整えたいからね




雄登くん戻ってきてるかな 〜









なんて 、ここで覗かなければよかったんだ








覗かなければ …









貴 ｢ っ 、何で ｣









こんな心臓を何かに押し潰されてる感覚







胸の奥を針でチクチク刺された感覚







目頭が熱くなる感覚








感じなくてよかったのに









乃 ｢ 雄登くん 、｣









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乃亜ちゃんが雄登くんの肩に手を置いて
キスしてるところなんて









見なくて済んだのに









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