隣の席の不器用くん 【 完結 】

２０ 那須side ページ21

.







あれから龍我も起き
朝食を取りに行く話をしてたんだけど …









紗 ｢ あ 、那須はAの事起こしてから来てね ｣







雄 ｢ は ？ ｣







龍 ｢ 優しくね ！｣







飛 ｢ 手出すなよ 〜 ｣







雄 ｢ 出さねえよ ！｣









という流れがありまして


このブス全然起きる気配が無いんだけど








取り敢えず起こさない事には飯を食べれなくなるというリスクがあるから …







雄 ｢ おい起きろブス ｣







なんて声をかけてみるも
起きるはずが無く






かと言って体に触れて起こすとか無理


もはや体に触れるとか無理







なんてベッドに腰掛けモンモンと考える









.









そして決意を固め
肩を掴み揺する




初めての試み









女子の体ってこんなに柔らかいものなの ！？







この時の自分はどうかしてたのかも
いや 、どうかしてた






だって









毛布を掴む小さな手

華奢な腕

桃色に染まった頬

長くて綺麗にカーブしてる睫毛

ぷるんとした真っ赤な唇









触れたくて触れたくて堪らなくなって









寝ている事をいい事に







毛布を掴んだ手に自分の手を絡め







真っ赤な唇に自分の唇を重ねた









.

２１→←■

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す