第171話 ページ42
「………なぁ、おいもう降ろしてくれよ」
「嫌なこったい」
「おい工藤これがお前の言てたなんでも出来る姉ちゃんか?」
「服部…そのまま話進めようとすんなよ」
「なんや工藤助けて欲しいんか?気づかんかって悪かったなぁそんなら平次兄ちゃんが変わったんで」
「あーのーなぁ!!」
私に抱っこされてる状況をからかわれ工藤は顔を真っ赤にしてジタバタともがく。
「しょーがないなー」
私はそうこぼして工藤を道に降ろす。
工藤からは睨まれるがスルーで服部平次へ自己紹介をする。
「んじゃまずは自己紹介ね。私の名前は来栖A、同い年の高校二年生で超天才美少女。呼ぶ時は来栖でもAでも好きなようによろしく」
「自分で言ってまうんかい」
「まぁね事実だから」
「ハハ…んじゃ俺の番やな。俺は、西の高校生探偵服部平次や来栖の言う通りに返すんなら、なかなかの男前やとは思うで!よろしゅうな」
「ん、よろしく」
私たちは握手を交わす。
「なんなら工藤も自己紹介する?」
なんてちょっと揶揄って工藤にも声をかける。
「へっ?俺はいいだろ別に二人とも知ってんだからよ」
「なんだよーノリ悪い、ここまできたら定番のヤツやってくれても良かったのに」
「急に現実の話出してくんなよそれにあれは長いだろ!」
「確かにね。自己紹介に三百十文字使われると流石にスペース取りすぎって苦情来ちゃうや」
「おいおい誰から来るんだよ。つか話が脱線してる」
あぁしまったと服部と向き直る。
「んで?取り敢えず私をJKズから引き離したのは服部くんと顔合わせさせて自己紹介させるためだけってことでOK?」
他にすることないじゃんねと服部と顔を見合わせると工藤は苦々しく笑う。
「まぁぶっちゃけそうだ」
「っ、こんの!私もJK達と戯れたかった!美少女達に囲まれてキャッキャウフフしたかった!絶対自己紹介なんか隙間時間に出来たのに!」
頬を膨らませると服部くんは苦笑いをする。
「JK達と戯れるて何処のオッチャンや」
「ここのおっさんだよ」
「アンタさっきまで自分のこと超天才美少女て言うてたやんけ」
「残念忘れたもう記憶にない」
「……おい来栖さっきからキャラブレッブレだぞ」
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黒木(プロフ) - 風野さん» 風野様、ご指摘ありがとうございます、すみませんアニメでは見ていても小説に平次くんを出したのは初めてで気付きませんでした!助かりました!!本当にありがとうございます。引き続きAPTX4869をよろしくお願いします!! (2019年8月18日 22時) (レス) id: 0488b133c6 (このIDを非表示/違反報告)
風野(プロフ) - 初コメ失礼します。初コメがこんな内容で申し訳ないのですが、平次くんの一人称はオレではないでしょうか?間違っていたら申し訳ありません!大好きなお話だけに気になってしまって、、いつも楽しく読ませてもらっています! (2019年8月18日 22時) (レス) id: b410b73e9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒木 | 作成日時:2019年7月26日 21時