第163話 ページ33
「まってJKにそれはない」
絶賛目と鼻は潰されてるが押さえきれてない口を動かして反抗する。
「お前と話してっと何か狂うやっぱ嫌れぇだ」
「えぇ理不尽。まあ私も突然disられまくったあの日の恨み一生持つんで嫌いです」
「ハッ引きずる女はモテねぇぞ」
「うるさい別に松田さんにはモテなくていいんで」
現場の端っこで小さな口喧嘩をしあっていると寝込んだ毛利探偵が事件は解けたと言うので私たちはそちらへ視線を向ける。
事件が解けたと言うなら工藤はどこかに隠れて推理を変声器に吹き込んでいるに違いない。
私はそっと静かにオッチャンが眠るデスクの近くへと歩み寄る。特に大した意味はない。推理後の工藤を労うためだ。
「……違う！違う！だってあいつは！俺はあいつが！！」
半狂乱になる犯人。
突然自分に向けて折りたたみ式ナイフを突き立てる。
「近づくな！！俺は捕まるくらいなら…」
そう言って周囲を見渡す。
誰かを道連れにしようとしているのか、それに気づいた蘭はそっと園子の前に立ち、警察官も警戒態勢に入る。
ふと犯人が工藤を見つめる。
私と工藤の立ち位置は、工藤が推理をみんなにバレないようにするため、警察の方々とはちょっと離れた所にいる。
残念ながら皆んなの前なのでボール発射ベルトで撃退は不可。
突っ込んでくる犯人の腹に入り込んで体をひっくり返してやる。
「逃げるな罪を償え」
そっと犯人に囁いて、刑事さんに引き渡す。
振り返ると工藤はお前は人間をやめていると言いたげな目でこちらを見ていた。
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黒木(プロフ) - 風野さん» 風野様、ご指摘ありがとうございます、すみませんアニメでは見ていても小説に平次くんを出したのは初めてで気付きませんでした！助かりました！！本当にありがとうございます。引き続きAPTX4869をよろしくお願いします！！ (2019年8月18日 22時) (
レス) id: 0488b133c6 (このIDを非表示/違反報告)
風野(プロフ) - 初コメ失礼します。初コメがこんな内容で申し訳ないのですが、平次くんの一人称はオレではないでしょうか？間違っていたら申し訳ありません！大好きなお話だけに気になってしまって、、いつも楽しく読ませてもらっています！ (2019年8月18日 22時) (レス) id: b410b73e9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒木 | 作成日時：2019年7月26日 21時
