第158話 ページ28
「まぁ、この間ジョ○チューンのぶっ○ゃけで警察特集やってたんで」
「ぶっちゃ○…」
「はい、○っちゃけです。元兵庫県警の○松さんが面白いんですよ」
「そうなんですか」
「はい、飛○さんの婦警さんはブスばっかってやつ。やっぱり関西の方は笑いに関して教育でも受けてるんですかね?あっでも私はあれ信じてないんです。だって佐藤刑事は美人さんですから」
「佐藤さんは知ってるんだ」
「はい、以前お世話になった事があって」
「以前……とは?」
「高一の時に事件に遭遇しちゃって。僭越ながら犯人がわかったので推理を披露させていただきました」
「Aさんは探偵の才能もお持ちのようだ」
「いえそんな工藤に比べてら私なんてまだまだ…」
「おいそれ、鬱陶しい」
私が謙遜して手を前に出し首を振ると、イラついてしょうがないといった声が横から飛んできた。
「おい松田!ごめんね、コイツちょっと虫の居所が悪くてさ」
「いえ、気にしてませんから」
「そういうとこだよ」
「おい松田って!!」
「そういう所って?」
私が聞き返すと松田はこっちに顔を向けないでぶっきらぼうに言い放つ。
「お前猫かぶってんだろ。思ってもないような事ペラペラと口から吐きやがって。腹の底で他人笑ってるような奴が俺は一番嫌いなんだよ」
「私が腹の底で他人を笑う嘘つきに見えるんですね」
「あぁ見えるぜ胸糞悪い」
「………それは失礼しました。以降不快にさせないよう、気をつけますね、まぁそうそうお会いすることもないと思いますが」
コーヒーを飲み干して降谷を呼ぶ。
逃げるようにお会計をしてポアロを去る。
手に持ったままの本をカバンにしまうのと入れ替わりでスマホを取り出してコールをかける。
「7分待つ。お願い迎えに来て」
切った後スマホもカバンにしまってしまおうとするも、急に手から力が抜けてスマホを落とす。
「…………最、悪。画面バキバキ」
拾い上げて今度こそちゃんとカバンにしまう。
私は迎えをお願いした人物との待ち合わせ場所へ顔を上げずに早足で向かった。
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黒木(プロフ) - 風野さん» 風野様、ご指摘ありがとうございます、すみませんアニメでは見ていても小説に平次くんを出したのは初めてで気付きませんでした!助かりました!!本当にありがとうございます。引き続きAPTX4869をよろしくお願いします!! (2019年8月18日 22時) (レス) id: 0488b133c6 (このIDを非表示/違反報告)
風野(プロフ) - 初コメ失礼します。初コメがこんな内容で申し訳ないのですが、平次くんの一人称はオレではないでしょうか?間違っていたら申し訳ありません!大好きなお話だけに気になってしまって、、いつも楽しく読ませてもらっています! (2019年8月18日 22時) (レス) id: b410b73e9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒木 | 作成日時:2019年7月26日 21時