第72話 ページ31
「そういえば、クドウシンイチ君?アメリカでの騒動について聞きたがってたよね。今は気分がいいから答えるよ。一体何が聞きたかったの?」
まさに今思い出したように話を振る。
工藤新一は食いつき良く目を輝かせるもすぐに眉間にしわを寄せる。
「聞きてぇけど、んで急に」
「気が変わったの。つか男ならそんな些細なことは気にするなって」
運ばれてきたミラノ風ドリアにスプーンを入れる。
工藤新一の横で気まずそうな毛利蘭がチラチラと時計を気にしてそわそわとし出すのを横目に工藤新一を促した。
「………という訳。他には?」
「そうか確かにな………いや、もう大丈夫だ」
工藤新一は1つ頷いて立ち上がる。途中までは時間を気にしてソワソワしていた毛利蘭も何故か話の途中で突然意を決した表情をして、私と工藤新一の会話に耳を傾けていたが工藤新一が立ち上がるとつられて同じように立ち上がった。
「じゃあな来栖また明日」
「んーまた明日。毛利さんも」
手を振って、追加でデザートを頼む。
これで絡まれることも無いだろう。
白沢さんに報告メールをして、運ばれてきたバニラアイスを堪能する。
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黒木(プロフ) - 涙凪さん» 涙凪様、ありがとうございます。やる気湧きました週末までには更新させて頂きます。頑張ります。 (2019年6月20日 21時) (レス) id: 0488b133c6 (このIDを非表示/違反報告)
涙凪(プロフ) - 頼む!続いてくれ!感動するほど面白い。更新頑張って! (2019年6月18日 22時) (レス) id: df4ede43e0 (このIDを非表示/違反報告)
黒木(プロフ) - 新玲乃音元iqqvyuuさん» 夢主の潜入スキルみたいなのを出したかったのですが、やり過ぎてしまいましたかね(;´Д`)早急に話を進めて日常に戻します! (2019年4月21日 22時) (レス) id: 1361aa9fb6 (このIDを非表示/違反報告)
新玲乃音元iqqvyuu(プロフ) - 黒木さん» 夢主、何か怖いです。ヤクザの内部から壊すんだろうけど……読んでいくと怖くなってきてしまいました (2019年4月21日 21時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)
黒木(プロフ) - iqqvyuuさん» iqqvyuu様、ありがとうございます! (2019年3月22日 23時) (レス) id: 1361aa9fb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒木 | 作成日時:2019年2月20日 21時