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第8話 ページ10

降谷side


公安が追っている反日宗教団体の幹部である今井和壱と接触をはかった女性として、公安が目をつけた野間A。

彼女は俺が近づくまでもなく、偶然ポアロの常連客となり、親しく出かける仲にまでなったものの、関係者ではないとの疑惑が浮かび、再度風見に調査をさせていた。



グラスを煽る彼女の綺麗な口元から、つぅと、数滴こぼれ落ち、本人は恥ずかしそうに席を立ったが実際こちらとしてはあまりの美しさに息を呑む。

彼女に一目惚れした周りの男たちも、顔を赤く染めて彼女の後ろ姿を目で追う。1人の男が立ち上がり、彼女の後を追うのを横目に、着信を知らせる端末に視線を移す。





「それで風見、進展は?」

『はい降谷さん。実は調べ直したところ野間Aに、関連性は見つからず、仕切り直しとのことです。降谷さんのほうは…』

「あぁ、こちらも進んでいる」

『了解しました。再度今井和壱の周辺を洗い直します。降谷さんは何時頃こちらに向かわれますか』

「…この件が終わり次第すぐに向か…」


背後に気配を感じて、近づく。そこにはなんとなんの関連性もないと、わかったばかりの彼女が少し驚きながら佇んでいた。

『降谷さん!降谷さん!』

こちらの様子を危惧してか、風見が俺を呼ぶ声に首を傾げて

「降谷さん?」

と、反芻する。

くそ、しまった

「風見。状況が変わった、今日は向かえそうにない」

早口にそう言って電話を切る。
目の前できょとんとする彼女に思わずため息がでた。

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あふらん(プロフ) - すごく面白いです!夢主の性格が本当に好きです。もしかしてクズの本懐知ってますか?意識されてる様なところがあった気がしたので、もしかしたらと思いました。違ったらごめんなさい! (2019年3月28日 12時) (レス) id: d39cf90419 (このIDを非表示/違反報告)
黒木朔(プロフ) - バニラさん» バニラ様、メッセージありがとうございます。うわ、本当に、お恥ずかしい。早急に修正させていただきます!本当にありがとうございます!! (2019年1月3日 10時) (レス) id: 1361aa9fb6 (このIDを非表示/違反報告)
バニラ(プロフ) - 論理ではなく倫理じゃないでしょうか (2019年1月3日 1時) (レス) id: f20c080281 (このIDを非表示/違反報告)
黒木朔(プロフ) - ハク様、メッセージありがとうございます。嬉しいです!これからもよろしくお願いします!! (2018年12月31日 19時) (レス) id: 1361aa9fb6 (このIDを非表示/違反報告)
ハク - とても面白い作品で一気読みしてしまいました!応援してます♪ (2018年12月31日 18時) (レス) id: 6941855deb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒木 | 作成日時:2018年12月30日 17時

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