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第19話 ページ21

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「Aさん!」

「あれ、コナン君?」

「こんばんは〜」

「こんばんは」

ファミレスのドリンクバーで偶然にもコナン君に出会う。

「どれ欲しい?」

「へ?」

何を取って欲しいか尋ねると、コナン君は不思議そうな顔をする。

「だってコナン君届く?」

「あ…えと、白ぶどうジュース!」

「りょーかい」

機械音ののちコップに注がれる透明なジュースを見つめながらコナン君に質問する。

「家族で来たの?」

「うん!蘭姉ちゃんの稽古の帰りで、ご飯の支度が出来そうにないからって!」

「蘭姉ちゃん…あぁ、毛利さんね」

頷けば、知ってるの?と首をかしげるコナン君が可愛いらしい。

「はい、ジュース。そうだよ、クラスは持ってないけど、この間偶然話す機会があってね。彼女はいい子ね、学校でも人気があるみたい」

「えっ、人気!?」

褒めたつもりが何故か焦っているコナン君に女の勘が働く。

「もちろん人気って言うのは男女双方からよ。でも、この間美人で強くて憧れるって話している男子生徒の話を聞いたよ」

「えぇ!?嘘だろ!?」

「はい、嘘です」

「へ?」

荒ぶった途端マヌケ顔になるコナン君に笑いをこらえる。

「コナン君毛利さんのことが好きなんでしょ?」

「!?」

「可愛いなぁ。頑張れ少年」

途端真っ赤になったコナン君の頭を撫でる。

「たとえ毛利さんについて話してる人がいたとしても、言いふらさないわよ。一応教師だしね、そのかわり教室の陰で若い子たちの恋話を思う存分聞かせてもらってるわ」

初々しくてこちらまでドキドキさせてもらってます。と、言えばコナン君に若干の呆れられる。

「A〜誰これ、知り合い?」

突然肩に重みを感じて見上げる。

「上井くん…、そうだよ。じゃ、またねコナン君」

コナン君に手を振ってその場を離れる。

「さっきのガキも対象内?」

「そんな訳ないでしょ」

「ですよねー」

目の前の顔だけ整ったクズに笑いかける。

「なーに?嫉妬したの?」

「なっ、ちげーよ誰があんなガキに」

じゃあ、どうして牽制しに来たの?なんて質問は空に消える。

「私って子供が好きそうに見えない?」

「んー、見た目だけならな、中身がクソビッチって知ったらそういうふりをしているように見える」

ですよねー



じゃあ安室さん貴方はどうして意外だって顔をしたの?

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あふらん(プロフ) - すごく面白いです!夢主の性格が本当に好きです。もしかしてクズの本懐知ってますか?意識されてる様なところがあった気がしたので、もしかしたらと思いました。違ったらごめんなさい! (2019年3月28日 12時) (レス) id: d39cf90419 (このIDを非表示/違反報告)
黒木朔(プロフ) - バニラさん» バニラ様、メッセージありがとうございます。うわ、本当に、お恥ずかしい。早急に修正させていただきます!本当にありがとうございます!! (2019年1月3日 10時) (レス) id: 1361aa9fb6 (このIDを非表示/違反報告)
バニラ(プロフ) - 論理ではなく倫理じゃないでしょうか (2019年1月3日 1時) (レス) id: f20c080281 (このIDを非表示/違反報告)
黒木朔(プロフ) - ハク様、メッセージありがとうございます。嬉しいです!これからもよろしくお願いします!! (2018年12月31日 19時) (レス) id: 1361aa9fb6 (このIDを非表示/違反報告)
ハク - とても面白い作品で一気読みしてしまいました!応援してます♪ (2018年12月31日 18時) (レス) id: 6941855deb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒木 | 作成日時:2018年12月30日 17時

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