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第77話 ページ29

殺される直前なら焦って口にするとでも思ったのか、するわけないだろう。

「バーボン?あぁ、ポアロの店員の安室さんね。彼の正体?調べたけど…私立探偵でありその喫茶ポアロの店員よ。周りの客はいつももったいない人材と言うけれど、まさかこんな組織の一員とは夢にも思わないんでしょうね」

「それだけか?」

「えぇそうよ。何か問題でも?」

「いや」

「…殺さないの?」

「……」

黙りこくる男にまたも一つ浮かぶ。

「本当は、殺せないんじゃない?私を捉え、仲間に引き入れように命ぜられた。けど、あくまで生け捕り。殺害許可までは出ていないとか…」

ジンは銃口をスパコンに向けて撃ち、しまう。そして左側から別の形をした銃器を私に向け、冷ややかに笑う。

「あぁ、よくわかったな」

その言葉とともに引き金が引かれ、私の首に鋭い痛みが走る。

「な…に、を」

「お前が断った時はその技術ではなく頭脳を手に入れろとの命だ」


次第に視界がブラックアウトしていく中で、耳に私を嘲笑する声が響いた。

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設定タグ:降谷零 , 名探偵コナン , 安室透   
作品ジャンル:アニメ
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黒木(プロフ) - nanakoneko775さん» コメントありがとうございます!楽しんでいただけたのなら幸いです。 (2019年8月18日 18時) (レス) id: 0488b133c6 (このIDを非表示/違反報告)
nanakoneko775(プロフ) - はじめまして、とても素敵な作品でした。君が代の現代語訳と物語がほんとにマッチしていて最高な作品でした。 (2019年8月18日 12時) (レス) id: 6f70dc1dd3 (このIDを非表示/違反報告)
黒木(プロフ) - アキさん» アキ様ありがとうございます!!至急訂正させていただきます!! (2019年8月13日 16時) (レス) id: 0488b133c6 (このIDを非表示/違反報告)
アキ - とっても素敵な作品でした。94話の最後の『再開』は『再会』ですよ。 (2019年8月13日 11時) (レス) id: 99c22898e6 (このIDを非表示/違反報告)
黒木(プロフ) - さちさん» さち様、ありがとうございます!今はAPTX4869【名探偵コナン】という作品を連載させていただいているので、是非読んでいただけたら嬉しいです。 (2019年2月16日 11時) (レス) id: 1361aa9fb6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒木 | 作成日時:2018年12月12日 12時

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