幽霊彼女と怪異と。2 【地縛少年花子くん】 (ページ27)

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光「なるほど…。16時の書庫でそんな事が… 」

寧「うん…、」

光「アイツら、昔ここの生徒だったんすね」

寧「 …源くん、私ね…、、。

もう花子くん達と仲良くしない方がいいの
かもしれない」

光「っ！」

だって、今更って感じだけど、！！

寧「花子くん達って、死んでるんだよ！？」

光「そっ、そうっすね、、」

一瞬驚いたような表情をみせる源くん

寧「花子くんは悪霊！七不思議！
しかも、人殺しだし！

…誰かにいじめられてたみたいだったし、、
きっとその相手をざっくりやっちゃったのよ」

…Aちゃんだって、、

正直よくわからないもの。

依代の記憶で見たAちゃんは

怪我してたのか分からないけど、少し
包帯とか絆創膏貼ってたし、、。

きっと花子くんと同じで、彼女も…

寧「 ……～っ」

…前々から掴みどころがなかったし

花子くんて、思ってた以上に重い、面倒くさい！

考えれば考えるほど、頭の中が
混乱して胸に抱いていた思いも溢れだしてくる。

寧「複雑な事情抱えすぎなのよ、、。
どう接したら正しいの！？」

光「せ、先輩落ち着いて… 」

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寧「でも、なんでかな。…ほっとけないの。

深入りしない方がいいってわかってるけど
あの二人の事もっと知りたい。

…私にできる事なんてないかもだけど、でも、
力になりたい… 」

…幽霊でも、人殺しでも、、。

寧「なんでかなぁ、私…。

どうしたらいいんだろう」

視界が、涙でぼやけてくる。

あぁ、もう。

つい感情的になっちゃった、、。

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光「オレも一緒ッス！」

寧「え、？」

光「オレも実は迷ってたんです、アイツらを
祓うか。どうするのが正しいかって。

今は…とりあえず、正しいかってよりオレが
どうしたいかで決めようと思ってます」

そう言うと、源くんは屈んで
私の前に両手を差し出した。

光「どうしたらいいかわかんねェ同士…
オレ達やっぱ、仲間ッスね！」

源くん…

寧「うん…！」