幽霊彼女と怪異と。2 【地縛少年花子くん】 (ページ17)

今日:6 hit、昨日:2 hit、合計:71,099 hit

。ページ17

寧々side

.

花「わかったよ」

花子くんはそう言うけど、どこか不安そうな表情で
未だ私に抱きつくAちゃん。

でもしばらくすると、ゆっくりと離れて
土籠先生の前まで誘導される。

貴『 …それじゃあ、』

花「うちの助手をヨロシクね、土籠せんせ」

.

バタン___

土「こっちだ」

寧「あ、はい…！」

ほ、ほんとに私一人で行くのか…

ちょっと怖いけど、、。

それにしてもここ、なんだか洞窟みたい。

ちょっと綺麗だし

…よくわからない生物はいるけど←

土「なぁ」

不意に少し前を歩いていた先生が呼んだ。

土「 …あいつら。どうだ？」

寧「え？」

土「七番方、なんつうか…上手くやれてるか」

二人と仲良くできてるって事かな、？

寧「えーと…、花子くんはいじわるされたり
思わせだったり源くんと喧嘩したりで
もーっ！ってなるし… 」

寧「 Aちゃんはよくお話するし、
可愛いくて癒やされてます。笑

…二人トモいつも守ってくれるし、優しかったり
憎めないっていうか…、

私は友達だと思ってます！」

土「 …そうか。ならいい」

…今のって、心配してくれたのかな？

さっきは危ない人っぽかったけど

案外いい人なのかも…

.

寧「そうだ先生！質問なんですけど… 」

土「なんだ」

寧「書庫の本に書いてある事って変えられるん
ですか、？」

土「 …残念だが、基本的に未来の変革は
不可能だ。」

寧「そ、そうなんですか…」

.

土「だが…、一度だけ見た事がある」

寧「何をですか？」

土「 …未来が変わる瞬間」

寧「え… 」

土「だからお前がより良い未来への変革を
望むならそれが叶えばいいと俺は思うよ。

…力にはなれんがな」