過去 3 ページ17
「痛っ。」
痛みを感じて目を開けた。ここは確か学校の帰り道での別れ道だ。
近くでイグラム君が起き上がるところだった。
「大丈夫ですか？」
「ああ。無事に成功したみたいだな。これも無事みたいだ。」
イグラム君が見せたのはあのスイッチ。イグラム君の言う通り壊れたところはなさそうで、完璧に成功した……と思っていた。
「あれ？ここどこ？」
後ろから声がした。まだ幼い声だ。
「誰だ？あいつ。」
その声の正体は少し太めな体格をした可愛らしい子だった。初めて見た顔じゃない。どこかで、どこかで見たことがある顔だった。
「えっと、名前は？」
「ボク？えっと……。」
少し困ったような顔をしていた。確かに、知らない人には名前を教えちゃダメだって習ってるからか。なんとか納得させなきゃ。
「私はまだ小学生ですから連れ去ったりできませんよ。」
「そうなの？じゃあボクの名前は仲村祐介。」
仲村祐介……思い出した。何か違和感があると思えば、仲村さんの弟か。なるほど。
「間違えて一緒に来たみたいだな。」
あの最後に聞こえた声の正体。それはこの子だったのだろうか。あんまりはっきりと聞こえてないからわからないが、あの時止めればよかったのかも。
「とにかく連れて行きませんか？はぐれたら困りますし。」
今過去に来たと言うことは私、祐介君、イグラム君はこの世に今だけ二人いるってことだ。ここのひろし君や弱し君に会ったらややこしいし。
「そうだな。んじゃあここに店長が通るはずだから見えないところで待っとくか。」
「？。」
祐介君は不安げな表情をしている。まぁ当たり前だろう。私だって祐介君みたいな状況になったらこうなるに決まってる。
「祐介君。ちょっと付き合ってくれないかな？」
「んーいいよ！なんだか楽しそう。」
好奇心旺盛な子供でよかった……。
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ピーター(プロフ) - S極さん» ありがとうございます。すごく嬉しいですし元気が出ました。宣伝みたいで悪いのですが、一応ひろ日記の新作は出してます……続くかは分かりませんが。 (2022年6月11日 5時) (
レス) id: b3c4d73398 (このIDを非表示/違反報告)
S極(プロフ) - こんにちは！とりあえず完結おめでとうございます！2年ほど前からずっと愛読してました､､､！時には泣けたり笑えたり恋しくなったりの素晴らしい小説だと思います！！続かないのは残念ですが、今までお疲れ様でした！もし新作が出たらそちらも愛読させて頂きます！！ (2022年6月7日 19時) (レス) id: 588720a56c (このIDを非表示/違反報告)
ピーター(プロフ) - ユナさん» すみません。出ないです……この頃少し病んでいてちゃんと書いてなかったので、申し訳ないです(もしかしたら別シリーズでひろしの日記のものは書くかもしれませんが)本当にすみません (2022年5月14日 0時) (レス) id: b3c4d73398 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ - まだ、続き出るんですか？ (2022年5月12日 15時) (レス) id: 1310695dbb (このIDを非表示/違反報告)
ピーター(プロフ) - くろすおーばーさん» ありがとうございます！ (2020年5月4日 22時) (レス) id: b3c4d73398 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピーター | 作成日時：2020年4月28日 10時
