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スキンケアを終わらせるとあの夜から携帯をいじっていなかったためかたくさんのメッセージが届いていた。

もちろん彼氏からも沢山。

まあひとつひとつ今返していくか、と打ち込もうとした時肩に重みを感じた。




「別に返さなくていいんじゃないか?

そんな人達」


「炭治郎…」




Aは俺だけのものなんだから。とそのまま抱きしめられる。

そっと携帯の画面を消すとそのまま引き寄せられるようにキスをする。





「なあ、Aは俺のこと好きか?」


「そうだと思う?」


「他の男みたいに好きと言わないんだな。」


「言ったとしてバレるでしょう?

貴方は鼻が利くから。」





鼻をつんと指さすとふ、と笑いまたキスをする。

絶対心から好きと言わせるからな。と言葉を残し




「それにしてもAの部屋は綺麗だな。

Aらしいシンプルな部屋」


「まあね。

変に部屋を飾るのは嫌なの。

面倒だしね。」




そんな会話をしていると炭治郎が何やら不安げな顔を見せる。

何?と問いかけるとより一層眉を下げ始めた。





「今の彼氏同じバイトなんだろ。」


「ああ、まあね。

そこで出会ったから。」


「嫌だな、やっぱり

ずっとムカついていたよ。

Aがあんまりにも可愛い笑顔を見せているから。

そこに気持ちがなかったとしても」




こんな時大抵の女は母性本能でも出て頭を撫でたりするのだろうか。

相手がこんな異常な人でも。


私にはそれが前からできない。

というより本当に人を愛せた試しがない。



そう言えば炭治郎も__





「A?」


「あ、ごめん何?」


「聞いていなかったのか。」





何が?と問いかけるとそれは彼氏と今すぐに別れるということとバイトを辞める、という事だった。





「バイトは無理だよ。

お金稼がないと」


「何でだ?

俺が払えば済む話じゃないか。」


「そんなことさせられない。」




なんて無茶を言う人だ。

まあ彼氏が原因なんだろうなとは思うけど何もそこまで

相手も私のことはお遊び程度だろうし


正直あっちも女数人いるし

彼女とはあまり言えない存在だから別れるのはいいんだけど。




「Aお願いだ…

心配で心配で…」


「…もう分かった。

けどバイト変えるだけだからね。

次の出勤時にちゃんとどっちも言うから。」




それを聞いた炭治郎は何やら険しい顔をしていた。





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こむぎ。 - 好きです…!!これからも更新頑張ってください!応援しています!! (2020年6月6日 22時) (レス) id: 154c171765 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はずれ。 | 作成日時:2020年5月31日 16時

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