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「はあ、いい湯だなあ。
さっきも思ったがAの肌スベスベで気持ちがいいよ。」
炭治郎に後ろから抱きしめられてうなじと肩の間のところの方に顔を埋めている。
すりすりと頬を擦り付けては唇を落としていた。
「相変わらずすっぴんまで可愛いんだな。
化粧した姿もすっぴんもまた違う可愛さがある。」
「そんな褒めないで、何も出ないよ」
「事実を言ってるんだよ。
ほんと可愛いなあ。」
この人は1日に何回可愛いなんて言うんだ。
と思いながら炭治郎を無視して私はシャワーを浴びようと立ち上がった。
「もう少しこうしていたかったのに。」
「うるさい。のぼせちゃうの。」
そう言って座ってシャンプーを取り出そうとすると俺が洗いたいとシャンプーに手を伸ばす私をとめた。
正直人に洗ってもらうことは好きな私は対して反抗をしない。
「あ、嬉しいんだな?
お風呂でもよくわかるよ。」
そう言って私の髪を洗う炭治郎。
この髪が好き、さらさら、なんて口を動かさないと行動できないのだろうか。
しかし気持ちが良くてついつい炭治郎の方へ頭をよせてしまう。
「かわいいな
よし流すぞ、しっかり目を瞑っていろ」
そのままコンディショナー、トリートメントとしてもらい体まで洗い出す炭治郎。
さすがにと思ったがきかなかった。
もう体も見せているしいいか、とそんな甘い考えでされるがままの私。
「あ…っ、ちょ何」
「んー?
洗っているだけだぞ。」
絶対してくると思った。
体を洗っていることをいいことに悪戯が開催されている。
お風呂なので声が響くため必死になって抑えた。
あ、炭治郎余裕ぶっこいている割に…
他の男ならそれで遊んでるけどまあいいか。
「A…、俺」
「だーめ。
疲れてるの。」
「…じゃあ俺の頭と体洗ってはくれないか?」
まあしてもらってるしなとも思いながらここでしないのも申し訳ないので頭から洗うことにした。
しかし体は自分で洗ってね、と私はお風呂を出る。
「ああ、本当にAは最高だ。
さてとさっさと洗ってお姫様をお迎えに行かないと、だな。」
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こむぎ。 - 好きです…!!これからも更新頑張ってください!応援しています!! (2020年6月6日 22時) (レス) id: 154c171765 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はずれ。 | 作成日時:2020年5月31日 16時