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「…は?」




「名案だと思わないか」と炭治郎の嬉しげな表情にぞわりと寒気がした。




「ほらこんな風に…」




そう言ってソファの傍にあった何かの紐でキュっと私の両手首が結ばれる。

高校生の頃からエスカレートし続けているこの行動。

あまりにもおかしくて怖い、という感情も湧いてきた。




「好きな人に…こんなことをするの……?」


「はは、好きだからの間違えだ。

縛られている姿もとっても可愛いぞ。」




言葉が通じない。

なんで私がこんな…





「ね、ねぇ、炭治郎

私には学校もあるの…

それに今付き合っている人だって……」


「関係ないぞ?

だってその付き合っている人にだって全然感情を抱いてないじゃないか。

学校は俺が送り迎えをする。

監視も兼ねて。」




な?と取り出したのは私の携帯。




「悪いがこの携帯、Aが寝ているすきに携帯にGPS機能とカメラ機能を使った俺にリアルタイムで発信してくれる録画録音機能を付けさせてもらった。

昨日まで絡んでいた異性、誰かしら俺に内緒で会うものならすぐ分かるからな

すぐに駆けつけてAにその度のペナルティでも与えようか。」




ペナルティ…?

うそ、てゆうかいつの間にそんな




「いい加減にしてよ!

炭治郎が別れたことを認めてないことと同じでそんなこと認めないッッ」


「俺たちふたりのためだ。

な?結婚しよう、俺と

永遠の愛をここで誓ってくれ。」




そうして私には指輪が差し出された。

それは無理やり私の薬指にへとはめられる。




「…っや、たんじ…ッ」


「怯えているな、ふふ…っ

でもなA、それは可愛くて愛しくてたまらない

Aの頭の中が俺しかいない、こんな喜ばしいことは無い」




狂っている。

炭治郎は私の匂いを嗅ぐたびに笑みを浮かべて私と目を合わせた。




「A、そろそろ限界だ。」




そう言って炭治郎は自分のTシャツを脱ぎ捨てた。




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こむぎ。 - 好きです…!!これからも更新頑張ってください!応援しています!! (2020年6月6日 22時) (レス) id: 154c171765 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はずれ。 | 作成日時:2020年5月31日 16時

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