誰にも負けない愛をあげる。 (ページ4)

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「たん、じろう…？」

「俺と別れてからAは色んな人と手を繋ぎ可愛らしい笑顔を向け、唇…体までッッ

俺のものなのに…ッ俺の………っ」

俺のものって別れたって言ってんのに…

どこまで自分勝手なの

〝A、俺と付き合っていながらなんで…ッ〟

そう別れた理由はこれ。

愛が重い。

あるいは暴力まで振るったことまである。

私と関わった男の人への。私に対しては1度もないものの

「炭治郎、いったよね。

そういうのが無理で私は」

「…何故だ。

Aをこんなにも好きで愛して愛して……

好きな人を愛することはいけないことなのか、？」

「度を超えてる。

分かってるんだから、暴力のことも

隠してるつもりだったろうけど

私は炭治郎みたいに愛することが出来ないの。

もっと炭治郎には炭治郎にあったひとが……」

そう言いかけた時「Aみたいな子はいない」と声を上げて言った。

「何でそこまで」

「だってそうだろう。

Aのその可愛らしい顔、不用心なところ、俺の作った料理を美味しそうに食べてくれるところ、一緒にいると心が落ち着くところ…沢山あるんだ

Aのことが好きで仕方ない

分かってたよ、浮気なんて俺は鼻が利くから

でもAしか俺にはだめなんだ、Aしか」

そう言って目に涙をうかべる炭治郎。

私を手を持っていき炭治郎は自分の頬にあてた。

「A…AA

愛してる、愛してる…」

涙をポロポロと流しながら私の名前を何度も呼び愛を伝えてくる。

少し申し訳ないとも思いつつ私の考えはひとつだった。

「炭治郎、ごめん。

やっぱり」

「だから俺考えたんだ」

そう言って炭治郎は私を見つめて腰をぐっと寄せた。

「Aを誰にも触れさせなければいいんだって。」

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