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分かってるんだ、と暫くしてから話し出す炭治郎。



「俺だってAの嫌がることはしたくはない。

けどな自分勝手な話それをよく思ってる自分もいる。

ダメだってわかってもそうしたらAは本当に俺だけのものになる。だから……」




炭治郎と初めて出会った時のことを何故か思い出した。

彼は初めこんな一途な人ではなかった。それも付き合う前。




あ、ていうか私の事ここまで愛してくれた人って誰もいない。

何だかんだ寝て終わり、そんな感じだった。

真剣な告白をしてくれたのは彼くらいじゃないんだろうかと思うほどに。

まあそれは分からないけどこんな重い重い愛をくれるのはきっと彼だけだろう。




そして





「A、好きだ」




なぜ私は何も感じないのだろう。









「ねぇ、炭治郎。

提案があるの。」


「…ん?なんだ」


「私のことをさ誰よりも愛してみて」


「え?」


「炭治郎のことは異常だと正直思ってる。

けどここまでしてくれたのも人生で初めてだからさ

1回炭治郎のいう自分勝手にしてみて?」


「いいの、か?」








うん、だって私には愛がよく分からない。

体は満たされても心は満たされない。


けど逆にこのおかしな現状を利用してみてはどうだろう。


そんな考えをしている私もまた異常なのかもしれない。









「誰にも負けない愛をあげる。

Aに」


「うん、期待してる。」









そして私は再び彼とキスをした。





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こむぎ。 - 好きです…!!これからも更新頑張ってください!応援しています!! (2020年6月6日 22時) (レス) id: 154c171765 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はずれ。 | 作成日時:2020年5月31日 16時

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