第陸話：真実を知る悪意 ページ27
「これも運営側が火事場と見せかけている仕掛け……？」
Aは中層を要救助者と"焔ビト"役を探しながら歩いている。
鉄パイプや計測器、天井の壁までもが所々に落ちていた。
中層に人がいないことを確認し、上層に行こうと青い炎で天井に穴を開ける。
「確かシンラはもう少し上にいたはず。上層の方が要救助者と"焔ビト"役がいる可能性は高いものね……」
走りながらパッと見でいる階を確認しながらAは森羅のいる階へと登っていった。
「お前が悪魔になったあの日のことを」
「なんでそのことを知ってんだ！？ここで何をしている！？ お前……何者だ……！」
誰かの声の後、森羅の怒号が聞こえた。
Aはこの階に"焔ビト"がいるかもしれないと判断し探すことにした。
上層は中層よりもっと酷いものだった。
あらゆるものが壊され床に散らばっている。
「そこの隊員から離れろ！」
「あ、なんだ？ 火事の話よりこの二人の方が気になるのか？ 消防官だねェー……」
「そうか……俺に集中できねェか……。じゃあ殺しとくか」
この瞬間A走り出した。
この声の主は"焔ビト"役ではない。そう直感した。
一刻も早く森羅を見つけなくては。
「やめろ！」
絶対に隊員ではない格好をした長髪の男。
森羅は炎を使った蹴りを食らわせる。
しかし男は軽々と避けていく。
「あの火事の何を知ってる！ 言え！」
「俺を楽しませれば、教えてやるよ」
男はポケットから砂のようなものを取りだした。
脳が警報を鳴らす。
「シンラ！」
「……は！？ A！？」
「もう始まっちゃってますね……」
「三人は？」
茉希の元に桜備、アイリス、火縄が合流した。
「シンラは足の炎で上層、Aも手の炎を使って中層へ。アーサーはエクスカリバーで壁を切り抜いて侵入しましたよ」
第8のルーキーは全員侵入したが、
消防官なのに火が怖いという変なことを言っている。
手から出た火をまるで兵器のようにあちこちに発射させ建物の壁を破壊した。
これのせいにより、アーサーの上にいた環の床が抜け、アーサーは騎士型のザブトンや騎士型のサンドバッグになってしまったとか。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 538人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「原作沿い」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
口癖はやばたん - ものすごく面白いです！更新これからも頑張って下さい! (2020年1月13日 22時) (
レス) id: d4b7620c45 (このIDを非表示/違反報告)
TWINS(プロフ) - ろいさん» 文字数の関係で全然ご要望にお答えすることが出来ませんでした……すみません。少しでもドキドキして貰えたら嬉しいです。また機会があったら書き直したいです。リクエスト、本当にありがとうございました！ (2019年12月18日 21時) (レス) id: 3bba864c65 (このIDを非表示/違反報告)
TWINS(プロフ) - れさん» わわわ！こちらこそありがとうございます！！ (2019年12月15日 10時) (レス) id: 3bba864c65 (このIDを非表示/違反報告)
れ(プロフ) - うっ！！！ありがとうございます(><)勢い余って本垢とサブ垢でフォローしちゃいました！！！好きです！！！！ (2019年12月15日 10時) (レス) id: 7701c78eca (このIDを非表示/違反報告)
TWINS(プロフ) - れさん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます！！とても励みになります！フォローどうぞ！！ (2019年12月15日 10時) (レス) id: 3bba864c65 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：TWINS | 作成日時：2019年7月22日 11時
