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いつの間にかAはアーサーの近くにいた。
他の皆も一ヶ所に集まってきた。
「円卓の前では皆平等！ 気にするな」
キランと音がしそうなほど自信ありげにアーサーは言った。
「
「まぁいい。新人大会も近いことだしお前たちの実力を見ておきたい。存分に"能力"を使え」
A、森羅、アーサーを順に一瞥する。
「マキ、三人の相手をしてやれ」
「え！？ 私ですか！？」
「……お前以外マキという名の隊員がいたか？」
本日二回目の睨め付け。
「スミマセン……」
茉希はあからさまに撃沈していた。
「エ！？ ホントにやるんですか……」
「俺は悪魔退治と姫君を守りにきたのだが……」
「力試しに頑張ります！」
三人が次々に喋る。
いくら茉希が凄腕の第二世代だからって第三世代を、しかも三人も相手にできるのかと不安がっているようだ。
「遠慮しなくていいですよ」
茉希はそう言うと通常服の上部を脱ぎ一枚の体になった。
これは本気だ。
「さぁ早速始めましょうか」
拳に力を込める。
「中隊長、マキさん大丈夫なんですか？ 三人共第三世代なんですよ」
心配になったアイリスが火縄に声を掛ける。
「問題ありませんよ。最近は訓練校上がりも増えてきているが元々特殊消防隊は三つの出身閥から隊員が構成されている。
桜備大隊長のいた"消防庁"。シスターが所属する"聖陽教会"。そして俺とマキのような」
「"元軍人"だ。マキはああ見えて人間を潰す方法を心得ている」
火縄は茉希を見ながら黙々と話す。
……目が怖い。
「では入隊した順で私からいきます」
Aが前に出る。
すると、瞬時に茉希は手を出しはたこうとする。
しかしAはその手を横目で見ながらかわした。
「上手いですね」
「ありがとうございますッ」
茉希はそう言いながらも何回もAを掴みにかかる。
すんでのところで身軽に避ける。
Aが避けるばかりで何もしてこないのでイライラしてきたのか茉希は挑発をしてみた。
「"青焔使い"さん？ 能力を使ったらどうですか？」
Aはわかっていますと言わんばかりの顔を浮かべる。
「凄腕第二世代のマキさんに自分の能力が使えないことは承知の上です！」
「……わかっているわね……ならば！」
猫騙し。
一瞬目を閉じてしまったAは動きが固まった。
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口癖はやばたん - ものすごく面白いです！更新これからも頑張って下さい! (2020年1月13日 22時) (
レス) id: d4b7620c45 (このIDを非表示/違反報告)
TWINS(プロフ) - ろいさん» 文字数の関係で全然ご要望にお答えすることが出来ませんでした……すみません。少しでもドキドキして貰えたら嬉しいです。また機会があったら書き直したいです。リクエスト、本当にありがとうございました！ (2019年12月18日 21時) (レス) id: 3bba864c65 (このIDを非表示/違反報告)
TWINS(プロフ) - れさん» わわわ！こちらこそありがとうございます！！ (2019年12月15日 10時) (レス) id: 3bba864c65 (このIDを非表示/違反報告)
れ(プロフ) - うっ！！！ありがとうございます(><)勢い余って本垢とサブ垢でフォローしちゃいました！！！好きです！！！！ (2019年12月15日 10時) (レス) id: 7701c78eca (このIDを非表示/違反報告)
TWINS(プロフ) - れさん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます！！とても励みになります！フォローどうぞ！！ (2019年12月15日 10時) (レス) id: 3bba864c65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：TWINS | 作成日時：2019年7月22日 11時
