第弐話：悪魔と騎士と姫と魔女 ページ12
「ふッ、ここが俺の城となる場所か……」
誰かが教会の前で呟いた。
「「消防官新人大会？」」
Aと森羅は桜備の元に集められていた。
「今年入隊したルーキーだけでその技能を競い合う大会だ」
なんて言いつつもダンベルを両手に持って振っている。
……やはり黙るしかない。
「第8からはAとシンラと今日付けで入隊する新人が参加する予定だ。合わせて三人だから他の隊よりも多いな」
「今日……？ 新隊員ですか！？」
「いくらなんでも多い……いや多くないですねまだこの人数ですし。えっと……合わせて七人？」
指で人数を数えながらAは桜備に尋ねた。
「そうだな！ 隊にしては少ないな」
桜備は答えながらもう一個増やし頭の上に乗せた。
(なんのトレーニング……？)
意味のわからないトレーニングに頭が持ってかれそうになった。
「あの大隊長。大会には俺たちルーキー以外にも各署の隊長クラスも来たりしますか？」
「ああ！ 俺も応援しにいくぞ！」
「ありがとうございます」
「第1……会えたらいいな」
場所は変わりAと森羅は廊下を歩いていた。
部屋から出たあとも森羅は考え事をしており声を掛けづらい状況にあった。
「なんで第1に会いたいんですか？」
「あッいや、なんでもない」
「……そうですか」
いきなり話しかけられたため森羅は理由があるのに曖昧な言葉を返した。
「そういえば、この前のシンラかっこよかったですよ」
「えッ！？」
"かっこいい"に反応して森羅の口角が上がる。
森羅の初出動では、最後にAは吹っ飛ばされていた。
「ゴメンなあの時！俺のせいで怪我したみたいで」
Aは少し考えた後、あぁと声を漏らした。
「そんなこと、気にしてませんよ。私はそれよりもシンラのかっこいい姿の方が鮮明に覚えています」
「そっそれはどうも……」
いつまでも口角の上がった森羅と、くすくすと森羅の顔を見て笑うA。
傍から見れば変なコンビにも見える。
「あっ……」
「？ どうしたんですか？」
目の前にはAの知らない人がいた。
男子にしては髪が長く、金髪だ。おそらく外国人だろう。
森羅にとっては最悪に会いたくない奴だった。
「よぉ悪魔ァ」
「なんでテメェが第8にいんだよ！ クソ騎士が！」
「悪魔退治に来た」
「なんだと玉ねぎ野郎！ オモテ出ろよ！」
知り合いのような会話を目の前でされてAは意味がわからなかった。
「えっと……どういうこと……？」
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口癖はやばたん - ものすごく面白いです！更新これからも頑張って下さい! (2020年1月13日 22時) (
レス) id: d4b7620c45 (このIDを非表示/違反報告)
TWINS(プロフ) - ろいさん» 文字数の関係で全然ご要望にお答えすることが出来ませんでした……すみません。少しでもドキドキして貰えたら嬉しいです。また機会があったら書き直したいです。リクエスト、本当にありがとうございました！ (2019年12月18日 21時) (レス) id: 3bba864c65 (このIDを非表示/違反報告)
TWINS(プロフ) - れさん» わわわ！こちらこそありがとうございます！！ (2019年12月15日 10時) (レス) id: 3bba864c65 (このIDを非表示/違反報告)
れ(プロフ) - うっ！！！ありがとうございます(><)勢い余って本垢とサブ垢でフォローしちゃいました！！！好きです！！！！ (2019年12月15日 10時) (レス) id: 7701c78eca (このIDを非表示/違反報告)
TWINS(プロフ) - れさん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます！！とても励みになります！フォローどうぞ！！ (2019年12月15日 10時) (レス) id: 3bba864c65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：TWINS | 作成日時：2019年7月22日 11時
