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「…何してんだお前」
「ユンギヒョン………話すと長くなるんですけど」
「あ、じゃあいいわ。頑張れよ」
「え？ちょ、ちょっとまってください！」
ジニヒョンとジョングクがホクホクカリカリの大学芋を食べ終わったのを見計らって寝室に戻ろうとしたはいいものの。
普段役目を果たすことの無い部屋付きの鍵が存分にその役目を果たしているのを発見してガックリと膝をつく。
寝れないし。鍵しまってるからジョングクに謝るにも謝れないし。
テヒョンが一緒に寝よ、って誘ってくれたけどそれ火に油を注ぐだけだからって丁重にお断りをして部屋の前に正座し始めて少しして現れたユンギヒョンに泣きつく。
「どうしたらいいですかね…」
「ジョングクの怒りが治まるまで待つしかねぇだろ。……じゃ。」
「ちょちょちょちょ、」
「……なんだよ」
「えーっと、えー………あ、ヒョン今からどこか行こうとしてるんですか？」
呼び止めたものの特に用事があるわけでもない。
1人で部屋の前で待ってるのも疲れてきて、話相手を逃したくない一心で必死に話しかける。
厚着をしてるからどこかに行こうとしてるのは確かだと思ったんだけど。
「あー、ちょっと事務所」
「こんな時間にですか？もう夜も遅いですけど…」
「ちょっといじりたい音源があってな。……んだよその顔は」
僕らの音楽の根幹であるヒョンを誇らしく思ったり、こんな時間まで考えていることに驚いたり申し訳なく思ったり、そしてありがたいなぁと思ったりって顔です。口には出さずに黙って両手を合わせる。
「やっぱりヒョンはすごい」
「気色わりぃ」
「えぇ!?」
続く (更新停止中)
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