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JM
쩔어のパフォーマンスが終わって、肩で息をしながら、ナムジュニヒョンがマイクを握った。それを合図にして僕たちは深く頭を下げる。
Aヒョンのいない初めてのステージ。
ヒョンの声が聞こえないステージ。
それは僕の思っていた以上に寂しくて、物足りなくて、やっぱり僕らのヒョンは凄いんだってあらためて感じた。
ちらりと後ろをふりむいたジョングガと目が合って、今きっと同じこと考えてるなって小さく笑うと、グガも同じように小さく笑う。
ひとつ小さな息を吐いて前に向き直ると、ナムジュニヒョンの頼もしい背中が見えた。
「みなさん、こんにちは。今日は大切な話があります。防弾少年団のSEAについての話です」
ヒョンの言葉に、目の前に沢山いるARMYがぱっと何かを掲げた。
そこには日本語が書いてあって、でもひらがなはともかく、漢字が読めない僕には理解できるはずもない。
ヒョンには届いてるはず。そう思ってカメラに縋るように目を向けた。
「SEAはすぐに戻ってきます。僕たちが約束します。アミの皆さんには心配をかけるとは思いますが、SEAはこんなことくらいじゃ止まらない男です。」
ナムジュニヒョンはにっこりとえくぼを見せて笑う。
次は僕の隣に立っていたユンギヒョンがマイクをつかんだ。
思いっきり息を吸い込んだのが僕にまで聞こえてきていた。
「ウリアミ！俺たちと一緒にSEAを待ってくれますかーーーーーーーー！」
スタジオの歓声と共に、ヒョンの言葉に応えるようにパタパタと日本語がはためいた。
僕も、テヒョンも、ジニヒョンも、ナムジュニヒョンも、ホソギヒョンも、ジョングガも、みんながAヒョンに向かって叫んだ。
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