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「Aヒョン」
監督ニムと話し終わって控え室に戻ると僕らのマンネが飛びついてきた。
なんだよ珍しい。
最近いつもは僕が引っ付いてもべりぃって剥がしにかかるくせに！
「Aヒョンも明日はオフですか？」
「うん、どうしたの？なにかあった？」
「いえ…。明日ちょっとだけ付き合ってください。」
「いいけど…。」
ジョングクのきょろきょろ動く視線が気になりつつも頷く。
「肉食べに行きましょう」
「ヒョンが奢ってあげる〜！」
大好きなマンネからのお誘いなんてそうそうあるもんじゃないし、僕が断るはずもないんだけど！
「じゃ、そういうわけなので」
なんて逃げるように去っていったジョングクに首をかしげつつも、メイクヌナに呼ばれて鏡の前へ。
「ナムジュンとホソク、Aのこと避けてない？」
「え…うーん、ちょっとだけ喧嘩しちゃって」
「ふーん、まぁAが悪いことしたんなら謝った方がいいんじゃない？」
「…誰も悪くないと、思うんだけどなぁ」
「あんまり無理しないで。無理はしないで頑張りなさい」
「はーい、ヌナお母さんみたい」
「それは怒るわよ」
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