HAPPY HOSEOK DAY ページ42
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ……
「んぇ？なに？、なに？あれ、A？んん？A？」
2月18日、ただいまの時刻0:00。
10分くらい前からそっとホビのベッドに侵入して、あれやばいねそう、って思ってたらちょうどいいところでなったアラームに心の中で手を合わせる。
ありがとう。君がいなかったら僕は確実にただ友達のベッドに侵入したやばいやつになっちゃうとこだった。
「A〜？」
「あ、ホソガ、電気つけないで、ジミナ起きちゃうから。」
ライトにのばされた手をがし、っと掴むと、多分まだ半分夢の中であろうホソガはノロノロと腕を下ろした。
「ホソガ、誕生日おめでとう、僕が1番初めに言いたかったんだ。」
まだ寒い2月、ぽかぽかしてるホソガのよこに寝っ転がる。
もぞもぞふたりで布団の中で縮こまったら、デビュー当時のことを思い出す。
ずっと僕が1番最初に言いたかった。
だって1番ホソガにいろんな話を聞いてもらったから。
日本語を必死に覚えようとしてくれて、まだ何言ってるかもわからない時期なんかはめっちゃ笑顔でものすごい大仰なジェスチャーなんかで意思疎通をはかってくれて。
「ホソガー、僕はお前がいなかったらきっとここまで来れなかったよ。踊ってる時はいつも前を見たらお前の笑顔が鏡にうつってるから。ステージ降りたらいつも肩組んでくれるから。僕はホソガと一緒にいれてよかった。これからも一緒に頑張ろう」
「…僕だって同じだからね、A。お前は無理しすぎるじゃん。だから僕が、僕たちがずっと一緒にいる。」
「……へへ、恥ずかし！」
「ホソガも僕も恥ずかしいよ！パボ！」
じゃあね、って温かさが恋しい布団にさよならして、ホソガにもあんにょん、って自分の部屋に戻る。
…ホソガ、いつ僕からのプレゼントに気づくかな。
＿＿＿＿＿＿＿＿
「ん、なんか踏んだ…っぎゃああああああ！」
「っっっどうしたのホソギヒョン！」
「ぅっわぁジミナー！」
「…何これびっくり箱？のワニの口の中に紙入ってるけど………。"いつでもAがマッサージするよ♡あ、あと玄関に行ってみてね"だって、ヒョン。」
「あーもうA！なんでこんなビックリさせるかな!?わかんないね僕には!!!」
「うーん、僕にはわかりますけどねヒョン。」
.
＊ちゃんとプレゼントは靴をあげたからね！ね！
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