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「……目と背中と腰とお尻と膝と腕と手首と指先が痛い。」
朝起きてすぐに事務所に呼ばれた。
なにか悪いことをしてしまっただろうかと記憶を探るけど当てはまることはなくて、ただただおそるおそる事務所へ向かう。
……もしかして、僕がパンPDのお菓子食べたのバレたのかな。
いやさすがにお菓子ごときで呼んだりするか!?
事務所に呼ぶか!?
なーんてアホなことを考えていたらいつの間にか事務所に着いて、車のドアを開けると目の前にはマネヒョンがものすごい笑顔で立って待っていた。
いやいや、その笑顔怖すぎるんですけど。
「お、A、はやかったな。とりあえず作業室で待ってて。」
マネヒョンに言われて自分の作業室に何故かお邪魔します、とか言って入る。
そして、すぐに作業室に入ってきたマネヒョンのせいで、それからぶっ続けで僕は机作業をすることになる。
「日本オリジナル曲出すことになったから。お前、日本語でも歌詞かけるよな？」
「…んへ？」
「あ、ユンギとナムジュンとホソクにはある程度どんなふうに書くかは確認とってるから。じゃ、後はよろしくな！」
とん、と机の上にプリントとノート、CDを置かれて、あ、このノートに書けってことね、あぁ、CDは音源のデモね、ってわかって振り向いたらもうマネヒョンはいなかった。
震える手を伸ばしてプリントを手に取ると、1番上には『FOR YOU』の文字。あ、FOR YOUって曲を作るんだね。
そして箇条書きで書かれてる曲のテーマ。
うーん、これなかなか難しいと思う。
溜息をつきそうになったところで、プリントの１番下に小さな文字を見つけて慌ててため息を自分で吸いこむ。
힘내라 윤기
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