94line…？ ② (ページ19)

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JM

ジョングクとジニヒョンが熱を出した。

ヒョンラインはみんなものすごくバタバタしてて、僕らも何かしなきゃ、とは思うんだけどどうしたらいいか分からずにAヒョンにすがりつく。

「ヒョン、僕たち、どうしたらいいですか？」

「ジョングガもジニヒョンも大丈夫だよね？」

走ってたAヒョンは僕とテヒョンの声に立ち止まって、いつもみたいにふわ、っと笑った。

「大丈夫に決まってるでしょ～！だって僕らみんな治って欲しいって思ってるからね！」

「ひひ、何それ！ヒョン変なの！」

ずっと怖い顔してたテヒョンもやっと笑ってくれた。僕達ずっと一緒に居るからテヒョンが元気でいてくれなくちゃ僕も元気でないよ。

「僕たちで出来ることあるかな？」

ヒョンを見上げて聞く。

2人が辛い思いをしてるのに僕達だけゆっくりなんてしてられない。ヒョンたちも忙しそうに走り回ってるし、僕たちだって助けになることがあるかも。

「ありがと。じゃあ薬を薬局で買ってきて欲しい。……あ、くれぐれも！バレないように！気をつけていってきて！」

ちょっとだけ考えてぽん、と手を打って僕たちにそういったAヒョンに、僕らはすぐさま頷く。

「맡겨(任せて)！」

いそいそと真っ黒な服に着替えて、キャップを被って派手な髪色を隠し、マスクを装着。

「テヒョンア、準備はいい？」

「財布持ったし完璧」

「よっしゃ、じゃあいくぞ！」