94line…？ ② (ページ18)

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JK

朝起きようとしたら異様に体が重い。

しかもものすごい寒い。いやまあ寒いのは当たり前なんだけど。それにしても寒い。

風邪ひいたのかなぁとぼんやりした頭で考えて、あー、これ僕ですら風邪ひいたんならジニヒョンも熱あるんだろうな、大丈夫かな、て思うけどそれ以上に複雑なことは全く考えられない。

今日はオフだけど、ダンスの練習しようと思ってたからものすごく辛い。

今休みたくないんだけどな、練習。

はぁ、って熱い息を吐く。とりあえず喉乾いた。水飲まなきゃ。

ものすっごく重くてだるぅい体を無理やり起こす。

「ジョングガーーーー！無事かーーーーー！！」

「っはは、Aヒョンうるさ…」

だん！ってものすごい足音と聞こえた大声にうるさいはずなのになんだか安心。

良かった、ヒョンいるから大丈夫だ、って。

待つ暇もなくすぐに僕の部屋のドアは思いの外そぉっと開けられた。

「ジョングガ！」

入ってきて目が会った瞬間走ってきておでこに手を当てられる。

「ヒョン、ごめんなさい、体重くて今日踊れないです」

「何言ってるのジョングガぁー！今日は休みなさい！ヒョンの命令です！今からお水とか薬とか持ってくるから大人しく寝てるんだよ？分かった？」

「…うん。」

そっとベッドに寝かされて、隣に膝をつきながら髪をそっと撫でられる。

汗かいちゃうね、って笑ったAヒョンの冷たい手が心地よくてゆっくり目を閉じる。

「のど、乾きました、ヒョン」

「すぐ持ってくるからね、持ってきたら起こすからゆっくりしてな？」

とん、って布団をかけられて、ばたばた走り去っていくヒョンの足音を聴きながら僕は起きてることを諦めた。

…寝たら治るはず。寝よう。