94line…？ ② (ページ2)

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できた曲を聴いてみんなうん、と頷いてくれた。

メロディーと歌も僕のデモだけだけど、だからといって緊張しないわけが無い。

本当は聞いてるところは直接見たくないくらいだったんだけど、リアルな反応が見たいって気持ちが勝ってみんなの横に正座すること約5分。

うん、と笑ったみんなの顔を見て胸を撫で下ろす。
嫌いな歌詞を歌うのは楽しくないから、気に入って欲しくて、あぁ、よかった。

「ヒョン！僕どこ歌うんですか！」

目がキラキラしてるのはジミンとジョングク。まだ決めてないけどふたりとも高音が綺麗だからどこ歌っても僕は文句ないよ…。

「どこ歌いたいの？」

「サビ！」

「…プロデューサーさんに言っとくね….」

.

「テンポゆっくりだしダンスきつそうじゃなくて良かった…」

「ヒョン、感想それですか？僕頑張って作ったのにな……」

「いやいやいや！すごく良かったよ！僕もサビ歌いたい！」

ジニヒョンはとにかくダンスがきついかどうかが問題みたいだ。ソンドゥク先生が鬼の振り付け考えないことを願っとこう、ヒョンのために。

でも笑ってないホビの目を見てその願いが無駄なことを思い知る。

あぁ、なかなか難易度高いんだね、ホビ。目が物語ってるよ全てを。

でも嬉しそうなジニヒョンを悲しませるのはちょっとな、と思って言わないでおこうと思う。

…がんばろうねヒョン。