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朝起きるとリビングには普段にない明かり。
聞こえてくるのは柔らかい歌声。
「あ、おはようヒョン」
ジミンの目の下にはうっすらくまがみえてて、でも僕は見ないふりをする。
思うように歌えないのはすごく辛い。僕も初めの頃は理想と現実がうまく合致しなくて眠れなかった。
「おはようジミナ、朝ごはん作るね」
「僕も手伝うよ」
「わ、ありがと！」
2人で7人分の朝ごはんを作って、2人でふたり分のご飯をゆっくり食べる。
二人きりでご飯食べることとか滅多にないからなんだか変な感じだ。でも普段話せないようなこととかも話せるからたまにはいいかもしれない。
「ヒョン、僕はジョングクみたいになんでも出来るわけじゃないしテヒョンみたいにめちゃくちゃかっこいい訳でもないから」
「ジミン、お前はすごくかっこいいよ」
「テヒョンのこともジョングクのことも、ヒョンのことも、ヒョンたちのことも大好きだけど、やっぱり負けたくないんだ」
「僕もジミナが大好きだけど負けたくないよ、一緒だね」
「ヒョン、僕がんばって、たくさんの人に認めてもらいたい。これが防弾少年団だって胸を張れるように」
「僕らなら出来るよ。だからほら、今日も僕ら早起きしたんでしょ？」
「うん！」
話しながら食べてたらいつの間にか食べ終わっちゃってて、片付けをしつつマネヒョンに連絡を入れる。
早く行って練習するのはいつも止められないけど、１回何も言わずに練習してたら失踪したって騒ぎになっちゃったことがあるんだ。
だからこれだけは忘れちゃいけないんだよね。
「よし、行くよ！今日は僕の運転だからね！」
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