94line…？ ② (ページ27)

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「…ーっと、ここ、どこ？」

僕はなんでここに居るんだろう。記憶が無い。

首をひねってもまぁ答えが浮かんでくるはずもなく。とりあえず周りを見渡す。

部屋は真っ白、ついでに寝転がっているベッドも真っ白。

まぁ多分病院だよねここ。

僕、どうしたんだろう…。

「あ、ヒョン！」

考え込んでいたらガラッと開かれたドアと、ものすごい怒りの形相のユンギヒョン。

「あれぇ……？ヒョン…？」

「お前…！」

「僕なにかしましたか？」

「は、何お前忘れてんの？」

「いやぁ……。なんで僕ここに？ここ病院ですよね、ヒョン。」

YG

朝目が覚めたら俺が1番最後に起きてきたメンバーだったらしい。

ジョングクよりも遅かったか、と謎の敗北感に浸りながらナムジュンの読み上げるマネヒョンからの連絡を聞く。

今日は全員同じスケジュール。昨日個人の仕事だったAには悪いけど、移動時間とかで休んでもらうしかない。

.

マネヒョンから連絡が来て宿舎から出ようって時。

.

「みんな！でてくんな！」

珍しく大声で叫んだのはA。

ドン、とものすごい勢いで宿舎の扉が閉まった。
出ようとしていたテヒョンが尻もちをつく。

「いて！ちょっとヒョン！どうしたのいきなり！」

いつもだったら1番に心配してドアを開けるであろうAは何も言わないし、ドアも相変わらず開かない。

というかこれ外から鍵閉められないよな？Aは向こうから押してんのか？

わけも分からず玄関で固まる俺たち。

「ちょっとA!?なにかあったの？」

ジニヒョンの声にも反応はない。普段だったらほら、絶対かえってくるはずなのに。