94line…?【BTS】 (ページ12)

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NJ

朝目が覚めてリビングに行くともうついている明かり。

これが俺の見るいつもの光景だ。

明かりの主はA。最初は意思疎通もままならなくてどうしたもんかとおもってたけど

今では韓国語でものすごい早口で怒ったり高速で文句言えちゃってるから今からでもラップライン加入は遅くないぞ、って思ってるんだけど。

同じ歳だからこそ一緒にいることも多い。だから俺とホビはAのことを知るチャンスも多かった。

ダンスレッスン終わってもいつもどこかで踊ってること。

ユンギヒョンと夜遅くまで俺が寝てしまったあとも作業してる事。

こんなに頼りになるやつがあと1日生まれるのが遅かったら弟だったなんて、

それもジミンやテヒョンと同じ歳だった、なんて信じられない。

でもAにヒョン、って呼ばれるのは気持ちいいかもしれない。うん。

「あ、おはよう」

ソファーの背に隠れてひょこひょこ動いていた頭は、俺の開けたドアの音に気づいたみたいで振り返って片手を上げた。

「おはよう。今日も早いな」

「あはは、まあね」

Aの隣に座って膝の上のノートをのぞき込む。

「…歌詞？」

「うん。ナムにも聞いて欲しかったんだ。ナイスタイミング！」

ノートにはびっしり並ぶハングルとアルファベット、少しのひらがな。

昨日の夜、俺とホビと3人でやってたやつだ、と気づいて、…あれ？

「A…、今日寝た？」