X'mas!! ページ39
「じんぐっべー！じんぐっべー！」
楽しそうにジングルベルを歌うのは僕の可愛い弟達。
…うん、良くそのリズムに合わせてno more dream 踊れるね…。
とりあえず面白かったからスマホを構えると割とガチなカメラマン見たく真面目に撮影してるジニヒョンとホビが目に入ってそっちの方が面白くて、弟達はヒョンに任せて僕は2人を撮る。
ジニヒョンのへっぴり腰な撮影スタイルとホビの無言の大爆笑にナムも後ろで声が入らないように笑ってて、でも笑い声を我慢しようとしたせいで変な力の入った拳によってCDが1枚割れた。
ほんとに流石だと思う。なにがさすがって…その悪意なしにものを壊すところ。もうなんか最近かわいいよナムジュナ。
「ヒョンも！一緒に踊ろ！」
ニヤニヤしてたらぐい、と掴まれた左手に顔を上げるとかわいいかわいいウリジミナ。
もってたスマホを地面に置いて、代わりにユンギヒョンを引っ張って3人繋がっておどりはじめる。
「あひゃひゃひゃひゃ！」
「ユ、ユンギヒョ、！」
想像以上にノリノリで踊り始めたヒョンに撮影組は大爆笑。
バリ、って音にナムの爆笑も手に取るようにわかった。
本日2枚目。
楽しくなったらもの壊すのやめて欲しい。
「じんぐっべー！じんぐっべー！」
って歌いながらみんなで肩を組んでチアリーダーみたいに足を上げながら踊る。
…これ傍から見たら、いや傍から見なくても十分変な集団だよね。
なんて考えてたらもうすごく楽しくなってきて。
「ヒョン！」
楽しそうな隣のテヒョンを見ててこっちも笑っちゃうよ。
「あ、サビだ」
ジングルベルにサビなんてあるんだろうか。
まぁジョングガが言うのならあるんだろうか。
じんぐっべーがサビなのか。
微妙な心境を押し隠しつつ、ぼくらのクリスマスダンスパーティーはマネヒョンが来るまで長々と続いた。
8人の男達が肩を組みながら満面の笑みでジングルベル熱唱しながら踊ってるの想像してみてよ。
……なかなか刺激的でしょ？
→→→→→→→
「ここハモれる気、しません？」
「ええ、嘘何言ってるのジョングク」
「…ジミニヒョンは1番高音でAヒョンは低音です」
「まさかジングルベルでこんな、ハモる日が来るなんて…」
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