GAM3 BO1【WN】

Happy Ending ページ49

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WN「やっぱシーズン3もつまんないよこの映画」

『半分私の髪の毛いじってたじゃん』

WN「映画よりAの髪いじりの方が楽しい」




付き合って半年ほどを迎えた私達は今、私の部屋のソファで2人並んで座って映画を観ていた。

半年付き合って分かったことはいっぱいある。



彼は朝が弱いこと、甘いものはあまり好んでは食べないこと、噛みグセがあること、…割と愛情表現が多いこと



半年間で私の部屋はウォヌのものを多く置くようになった。



ウォヌの衣服に歯ブラシ、彼用のコップとお箸、
メンズ用のヘアワックス。

スニョンが家の鍵をなくして、鍵屋さんが来るまで上がり込んだ時には これ気になってたんだよー！といって使ってた。

ウォヌが表面を綺麗に使うのに対してスニョンがそのこだわりを崩してた事に対しては


「あのツリ目…」


と少しイラッとしてたのを覚えている。



『お昼ご飯にしよっか、何食べたい？』

WN「A」

『バカ』


そこそこ威力強めのデコピンをお見舞いした。



『うどんにしよーっと』

WN「ネギ切ればいい？」

『うん、お願い』



最初は可愛い彼女になりたくてお昼ご飯にオムライスとか少しだけ手が込んだ様なものを作ってた。

でも今となっては適当なうどんとか、袋麺とか、野菜炒め丼とかになっている。



『お！みて、かまぼこあった！』

WN「魚介だよかまぼこって」

『そっか、じゃあ魚介が食べれない君には天かすをトッピングしてあげます』

WN「わーい」



感情が籠ってないわーいだなぁ、と思いながら一緒にうどんを食べた。

午後は何しよう、何を食べよう、お風呂入ったあとはなんのゲームしよう、昨日買ったりんごはその時出してあげようかな


そんなことを考えているだけであっという間に半年が経つ。



『…なに？』



うどんを食べる手を止めて私をじっと見つめる目線を感じて、私もうどんを食べずらい。



WN「なんか、いいなぁっておもって」

『と、言いますと？』

WN「好きな人とうどんとか適当に食べて、映画見て、ゲームもするけどさ。なんか…充実って感じ」

『そりゃよかった。まぁ、私も思うけどさ』

WN「なんかジーンと来ますねー、好きだなーって」

『いっつもストレートだね、ウォヌは』





これ食べたらコンビニ行こっか、課金カードは買っちゃダメだよ、お風呂に入浴剤入れようね



そんな日常的な会話が、些細なことがこの先もずっと続きますように。

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