GAM3 BO1【WN】

STAGE 43 ページ43

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WN「そっち向かないで」

『やだ』

WN「俺の事見て」

『やだ』



絶対にウォヌがモテることも分かってる。

なのに期待させる様なことを言うのが分からないの。



もしかしたらって勘違いをして、この関係性を崩すくらいなら 私は全部の感情を隠したままにしたいのに。





『…友達で居るのも大変なんだよ。
勘違い、させないで。

なんでもない関係になるくらいだったら、今のままがいいの』

WN「じゃあ、なんでもない関係じゃなくて 今のままじゃなくて。その次の関係になればいいじゃん。」




ウォヌの手が私の顔に優しく触れて、もう一度視線が合わさった。




WN「Aの事が好きだよ。
俺にもチャンスが無いかなって、勘違いさせるようなことばっかりでごめん。

通話してる時のAも、会う時のただの女の子のAも、ゲームしてる時のAも全部好き。


だから、Aの気持ちも聞かせて」

『私も好き。勘違いしてたのが、勘違いって事…？』

WN「勘違いの勘違い。割と最初っから勘違いだよ。
第一、誰彼構わず仲良いからってすぐに会うような人間じゃないよ俺。外出たくないし」

『…引きこもり』

WN「そんな引きこもりが好きなくせにね」





ラスボスがいないゲームは、私が勘違いしていただけで存在していて。

クリア出来ないゲームは、私の知らないとうの昔にクリアされていたみたい。



WN「これからよろしくって事でいいよね？」

『うん、よろしくお願いします』

WN「…よろしくね」





ウォヌの手で頭を、髪を撫でられて。
その後駅まで送って貰うことにした。




WN「大事なゲーム内イベントの時とか外でデート出来ないかもよ、俺」

『クリスマスとかまでゲーム優先したら流石に怒るけどさぁ。てか私もイベントクリアしたいから外でないし』

WN「でも俺たちゲーム一緒にできるしな。
ゲームも悪くないな」

『た、たしかに』

WN「案外俺たち、すげー良いのかもね」




ほんとにここまででいいの？と駅に着いても再確認されるけど本当にここでいい。

…だって電車でスニョンとかに
付き合った！！！！！！ってメッセージ送るの見られるの恥ずかしいじゃん。



WN「気をつけてね。
あと、俺今日この後ゲームする」





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A が ログイン しました。


〈ウォヌ:さっきぶりだねㅋㅋ〉
〈A:初デートとして新ステージ行かない？〉
〈ウォヌ:よろこんで〉

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