GAM3 BO1【WN】

STAGE 34 ページ34

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HS「あれが噂のウォ…んぐむむ」





テーブルの向かい側に座ってこっちに食い気味に話してこようとするから手で口を塞いだ


喋るな、なにも喋るな





WZ「A、さすがにこいつ死ぬ」


HS「っっ…まじ…走馬灯見えたからな一瞬！！」




あんたがそのでかい声でウォヌの名前を言った瞬間こっちだって走馬灯見えそうなんだけど




WZ「んで、結局どういう関係な訳」


HS「Aがオンラインゲームで知り合って仲良くなってこの前初めて会ったこいつの気になってる人」


WZ「ふーん」


HS「あの子呼んできて面談しようか？
本当は結婚詐欺師かもしれないし」





詐欺師だとしてもスニョンなら言葉巧みに流されて終わるのがオチだと思う




HS「敵多いな、ありゃ」


WZ「あっちのテーブルの女子大生集団、絶対噂のあいつ目的って感じするしな」


『あそこの4人が思ってるほどウォヌはスマートイケメンじゃないよ。

確かに外見はイケメンかもしれないけど中身はゲーム廃人だよ、ちゃんと』


WN「誰がゲーム廃人だ」




テーブルにお通しが置かれると同時にデコピンが飛んできた、それも結構な力加減の

ゲーム廃人なのは事実なのに




WN「お通しのキノコサラダです。
あとドリンク聞くの忘れてた」


『私はレモンサワーだけど2人は？』


WZ「俺が烏龍茶でスニョンがハイボール
あと白米追加で」


WN「白米と烏龍茶とハイボールと、ゲーム廃人さんがレモンサワーで大丈夫っすか」


『誰がゲーム廃人』




オーダーを取ったウォヌを目で追うと奥で同じ従業員に囲まれている、あ肩組まれた、うわウォヌ超ダルそうにしてる。


この店ではオーダーが入ると従業員が肩を組むのかな




肩を組んだ大柄なオーナーみたいな人と目が合ってぺこりとお辞儀をされた、と思ったら何か持ってきた




「うちのウォヌ、無愛想だけど良い奴なんで捨てないでやってください。
これサービスのカルパッチョです！！」



WZ「お、ラッキー」




もちもちベイビーはカルパッチョをおかずに白米を食べ始めた

彼にとっておつまみ系で米がさらに進むんだって
わかるけどさ、ここ定食屋じゃないんだから…

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