28さい、ふゆやすみのしゅくだい (ページ10)

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SC「魔が差したじゃないだろ、戻ってきて欲しいでもねぇだろ！お前の反省に何の価値があるんだよ！！
つかいないとダメって気づくの遅っせぇな！そもそもお互い悪くねぇし？！
半々で悪いみたいな雰囲気にしてんなよ、お前が100…いや1000！ってか10000悪ぃんだけど？！」

私以上にキレてる。
一息で言い切って、ジンジャーエールを一口飲んだスンチョル

1000どころか10000悪いらしい。

ってか、元彼の連絡先を消してないことになんで気づいていなかった？

確かに最初はズルズル引き摺ってたけど、今となってはただの過去のクズ男でしかないんだよな

あぁそうだ、まずは

『消せばいいのか、連絡先』

連絡はしてないものの歴代のクズ男の連絡先って一応持ってはいる

これからも何も無いのは分かってるし、期待もしてないけど消していないことが多々あるからこれを機に全部消してしまおう

SC｢…消せんの？｣

『未練とかなんも無いから』

SC｢そっか、まぁないなら良かった｣

ないならよかった、って私の精神衛生上？
それとも…スンチョルの気持ち的な問題？

…なんて言えるわけないよね〜

綺麗さっぱり因縁がある相手がいなくなったカトクの画面を見るのはいつぶりだろう

『未練は無い、って私はあんたに情報を与えました』

SC｢宿題のヒントくれ、ってこと？｣

『…いつから好きなの』

SC｢それじゃヒントじゃなくて答えじゃん？｣

いつからなにをきっかけで彼が私のことを好きなのか

そして最終的に下したYESかNOかの答え

それが私の宿題

SC｢お前鈍感だしなー、うーん。
お前が思ってるよりずっと昔。ここ1年、2年とかの話じゃないよ｣

『…マジ？』

社内恋愛が発展する場ってなんだ？
社員旅行？いや社員旅行なんて私達が新卒で入った時以来無かったし…

仕事を手伝った時？いやそんな機会何回もあるんだから何を今更

実は私とスンチョルは幼なじみだけど私が記憶をなくしてて、は流石に少女漫画の読みすぎか

一目惚れ…はスンチョルに限って無さそう。

ってか私のどこが好きなのかによるんじゃない？
めちゃくちゃな脚フェチで私の脚がめっちゃ好きで、とか

『ねぇ、スンチョルって私のどこが好きなの』

SC｢ヒント2つ目あげるほど、俺は優しくないけど？｣

『優しかったら、惚れるかもしれない』

SC｢…なら来週の日曜日、俺とデートしようよ。
そしたら特別に2つ目教える｣

………どうする、わたし。