28さい、ふゆやすみのしゅくだい (ページ5)

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JS「どうしたの、アロエジュースでも見つめちゃって」

『わぁ、シュア。なにが？』

休憩時間のコンビニ帰りにぼんやりベンチに座っていたら同僚のシュアがアメリカーノ片手に隣に座ってきた。

またこの人これ飲んでんのか。

JS「だから、アロエジュースなんで見つめちゃってどうしたの」

『どうもしてないけど？』

JS「あぁ、そ」

嘘、どうもしてないわけが無い。

私の頭をフル回転させながら結局この宿題をどうすればいいのか考えている。

まずいつから私のことを好きなのか、本当に私のことを好きなのか

このアロエジュースは彼の下心ありで渡されたものなのか？

アロエジュースに罪は無いから美味しくいただくんだけどさ。

『ねぇ、ジスの近くにさ片思いしてる人とか居ない？』

JS「なに急に、うーん、いるにはいるけど」

『どんくらいか分かる？期間』

JS「俺が分かってないとでも思ってるの？言うわけないでしょ」

『バレてた？』

ジョンハンにも言ってるくらいだしジスにも言ってたりしないかな、あわよくば上手く聞き出せたりしないかなーって思ったけど普通にバレた。

てかやっぱり知ってるのね。

JS「バレバレだよ。スンチョルに聞きなよ」

『素直に教えてくれてたらこうやってシュアに聞いてない』

JS「それもそうか」

『じゃあヒントちょうだい、ジス的には長い？短い？』

JS「うーん、俺的には長いと思う」

ジス的にこの片思いの期間は長かった？

3年とかなると長いとおもうんだけど。
いやジスの長いの基準が分からない、こいつは基本3ヶ月以内に女を落とす男。

『ねぇ、それをなんで今になって伝えたんだと思う？』

JS「A基本彼氏いたじゃん」

ジスが3ヶ月以内に女を落とす男なら、私は男それもダメダメなダメ男に1ヶ月以内に落ちる女。

いつもカップにメッセージを書いてくれてたカフェの店員さんに落ちて電話番号を渡されてからすぐ好きになってたしなぁ…いやこれ私が悪い…？

いや隣で私の男運の無さ見てたもんなぁ…。

『ジスって今から私のこと異性として見れる？』

JS「見れないでしょ。…いや、…うーん、見れない？」

『何その間、あと疑問形』

JS「いや、マジで今は見れないよ。でも下衆な話するとちょっと違うかも」

『どういうこと』

うーん、と眉毛を下げてちゅーっとアメリカーノを啜った