28さい、ふゆやすみのしゅくだい (ページ14)

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JH「そんで柄にもなくスンチョルが浮かれてるってわけね」

社食では無く今日は会社近くの中華料理屋で偶然同じタイミングで昼ご飯を食べようとしていたジョンハンとランチをしている

しょうゆラーメンと餃子、それと半チャーハンを受け取りご機嫌なジョンハン

スンチョルが浮かれてる…？いや、浮かれてるか？…いつも通りだろ割と

と言うと、分かってないなぁ。と返された
悪かったね、あんたみたいにスンチョルの事分かってなくて！！

『デートの基準ってどこからなんだろう。今回のってデートっていうの？』

JH「言うだろ、男女2人でなんだし」

『でも今これはデートじゃないじゃん』

JH「馬鹿だなぁ。これはお前奢りで昼飯食いに来ただけじゃん」

『え、私の奢りにされてんの？』

JH「うん」

だからこいつは半チャーハンと餃子を両方つけてやがったのか、杏仁豆腐も迷ってたし。

別に奢るつもりで連れ出したわけじゃないのに、と私は私で天津飯を一口食べた。

JH「友達と遊びに行くならデートじゃないのかもしれないけど、少なくとも好意がある時点でそれはデートだよ」

『昨日ネットで “ 同僚であり仲良いが好きな人って言うには少し不自然で、でも一方からの好意はあるから完全に友情100%の関係では無い異性と会う時の服装 “ とは調べたんだけど出てこなくって』

JH「は？お前が？」

私以外誰が調べんのよ。
餃子を食べる手を止めてなにかおかしな事でもあったかの様に見つめるジョンハン

『8秒目を合わせると恋に落ちるって』

JH「お前落ちんなよ？」

『私が落ちる側にされてんの？』

JH「当たり前じゃん」

恋心じゃなくてなんか、今猛烈に殴りたくなった。

JH「いや、だってお前いつもギリギリに決めるタイプじゃん…ギリギリに手つけるタイプ」

『そんなこと…ないよ！』

JH「あるだろ」

『なんか、どういうメイクにしようかなとかどういう服装にしようかなとかアクセサリーはこうでって決めておきたい気分にっちゃったの。
私にしてはおかしいかな、これって！』

何だかこれって本当に、浮かれてるみたい。

遠足の前日そんな感じの気持ちが1週間前にも関わらず襲ってきている感覚。